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韓国「凍りついた債券市場」金利11.6%の無茶苦茶。償還できなくなるのは火を見るよりも明ら 取引自体も101兆ウォン減少!
韓国政府が流動性確保のために「50兆 + αウォンを投入する」とした後、若干は金利の急騰も緩和されたのですが、債券市場は凍りついたままです。
◆金利急騰は依然「高率」を維持
『NEWSIS』が10月31日の金利状況をリポートしていますが、以下のような具合です。
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(前略)
先月31日、信用格付けAA-企業の無保証会社債3年物金利は年5.736%、信用等級BBB-企業の無保証会社債3年物金利は年11.591%で軟高点を記録した。
(後略)
⇒参照・引用元:『NEWSIS』「채권거래 300조원대로 급감…금융위기 이후 처음」
https://newsis.com/view/?id=NISX20221101_0002068987
”
いくら信用格付けが悪いといっても「11.591%」は無茶苦茶です。こんな金利で社債を発行しても償還できなくなるのは火を見るよりも明らかです。
また、債券市場の取引自体が激減しています。
◆韓国通貨危機以来の取引激減!
2022年11月01日、金融投資協会によると、10月の債券市場の取引は「354兆ウォン」となりました。
これは、対前年同期「455兆ウォン」と比較して「101兆ウォン」も減少です。
韓国債券市場の月次取引が300兆ウォン台まで縮小したのは、2008~2009年の韓国通貨危機時(2009年01月)以来のことです。
今回の資金調達市場における衝撃がいかに大きかったのかを示しています。
債券発行額も10月は「55兆359億ウォン」にとどまりました。信用格付けで優良な企業ですら利率が高くついて社債の発行に二の足を踏む状況が続いています。
韓国政府は、信用格付の高い銀行に債券を発行するのを控えるようにという指示も出しています。銀行債に資金が集まって、非金融企業の債券に資金が回らなくなるからです。
どんだけお金が回ってないんだという話なのですが、非常に厳しい状況です。
(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/92617