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【韓国】「日本より中国の方が嫌いだ」~韓食文化無視・歴史歪曲のせいで韓国人の反中感情、最高潮
▲ムン・ジェイン大統領と習近平中国国家主席が人民大会堂で首脳会談前に握手している。(大統領府提供) 2019.12.24/ニュース1
韓国人が一時、植民支配を受けた日本より中国をもっと嫌いという世論調査結果が出るなど、韓国の大衆感情が尋常でない、と香港のサウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)が15日報道した。
最近、中国はキムチが中国食品と主張するなどごり押し主張を広げて韓国の大衆感情がますます悪化している。このように悪化した大衆感情で韓国は中国ではなく、米国に傾くかもしれないとSCMPは憂慮した。
米国のシンクタンクである「シカゴ カウンシル」が最近実施した世論調査で韓国人の大衆選好度は3.1点(10点満点)だった。これは2019年、4.8から大きく落ちており、日本(3.2)より低い。中国に対する選好度が一時、植民支配を受けた日本よりさらに落ちているのだ。
特に若年層の嫌中感情は深刻だ。昨年10月、世界的世論調査機関であるピューリサーチの世論調査の結果、30~49才韓国人のうち82%が中国が嫌いだと答えた。これは50才以上の68%よりはるかに高い。
最近、韓国の大衆感情が急激に悪化したのは中国が韓国のキムチと参鶏湯(サムゲタン)が中国から始まったと主張するなど韓国の食文化を無視しているのはもちろん、東北工程という旗じるしの下、歴史を歪曲しているためだ。また、最近の黄砂も大衆感情を悪くする原因の一つだ。
特に韓国人は中国人を傲慢だと考えている。中国人が経済発展でお金が多くなるとすぐに成金根性を見せているというわけだ。大衆感情が大きく悪化したにもかかわらず、韓国政府は中立的な歩みを見せている。韓国政府は日本と違い米国が主導する中国包囲作戦から抜けている。
日本は確かに米国側に立って中国に対する圧迫を強化しているが、それに比べて韓国は中立を守っている。日本は中国の香港とウイグル弾圧を批判している。韓国はそうではない。
また、日本は次世代移動通信(5G)で華為(ファーウェイ)設備を完全に排除した。しかし、韓国は華為設備をそのまま使っている。
韓国行政府は親中的である。しかし、その親中の歩みも国民の嫌中感情が高まれば中断するほかない。民主主義を採択した国は民意に逆らえないからだ。
専門家たちは米国と覇権戦争を行っている中国が韓国を中国側に引き込んでも、はからずも韓国が米国側に立てば、中国にとって大きな損失だ、と口をそろえているとSCMPは伝えた。
(訳注:「中国にとって大きな損失」という表現はSCMPの元記事に見つけられなかった。近いものをあえて選ぶなら<韓国国防省の顧問、ヤン・ウク氏は、「習近平国家主席が、積極的な行動で韓国を米国から引き離す機会があると考えるなら重大な誤りを犯す」と述べた。>という部分か?)
ニュース1コリア=パク・ヒョンギ記者
マネートゥデイ(韓国語)
https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2021041511278221967
関連記事:SCMP(英語)In South Korea, will growing anti-China views come between Seoul and Beijing?
https://www.scmp.com/week-asia/politics/article/3129384/south-korea-will-growing-anti-china-views-come-between-seoul-and