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阪神D1位指名の中大・森下翔太、三冠王宣言!「新人王が最初の目標」
引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1666475451/
運命の赤い糸で結ばれたのは、船出したばかりの新生・岡田虎だった。「阪神、森下翔太」。自分の名前を呼ばれると、緊張でこわばっていた表情が一気に緩んだ。苦楽をともにしてきたチームメートに見守られながら、東京・八王子市の中大多摩キャンパスで迎えた歓喜の瞬間。1位指名を受けた森下は、会場で沸き起こった盛大な拍手に右手を上げて応えた。
「(1位指名は)正直、びっくりしている部分が大きいです。でも、素直にうれしい。(指名)順に恥じないプレーをしていきたいです」
右の強打の外野手を補強ポイントにしていた阪神は予想通り、1位で高校通算68本塁打を誇る浅野を指名。巨人との競合の末、岡田新監督が抽選を外したが、〝外れ1位〟もぶれない。東都リーグでもまれ、大学日本代表にも名を連ねた右の長距離砲、森下の交渉権をゲットした。
「新人王が最初の目標です。いずれは(ヤクルトの)村上選手が達成した三冠王を取りたいです。球界を代表するバッターになって、もう一度、日の丸を背負ってプレーしたいという思いもあります」
182センチ、90キロの強打者は早くも大きな目標を掲げた。神奈川・東海大相模高出身で、高校通算57本塁打を誇る。2年春に選抜大会に出場し、甲子園でプレー。4試合で打率・267(15打数4安打)、2打点と4強入りに貢献したが、「(主軸は)ホームランや打点が役割だと思う。ホームランを打っていないので、いい思い出がないです。悪い思い出を塗り替えられるようなプレーをしていきたい」と闘志を燃やした。
中大では1年春の開幕戦からスタメン。リーグ戦通算9本塁打を記録している。直前のけがの影響でサポートに回ったが、白鷗大時代に阪神・大山悠輔内野手(27)も座ったことがある大学日本代表の4番候補だった。さっそく、同じ右打者の大山への〝弟子入り〟を志願。「長打も打てて、勝負強い。どういうことを意識しているか聞いてみたい」と目を輝かせた。
「(阪神の)素直な印象は、ファンの方がどの球団よりも熱いということです。その熱量に負けない熱さを持ってプレーしたい」
令和初の三冠王に輝いたヤクルト・村上も、2017年のドラフトで〝外れ1位〟だった。熱いハートをたぎらせた森下が、自慢の強打で甲子園を沸かせる。(武田千怜)