議会事務局によると、小松被告は1994年に初当選。当選8回の無所属で、13人いる市議のうち最古参だった。
起訴状などによると、被告は複数業者が談合し、特定の共同企業体(JV)が火葬場建設工事を受注することが決まっていると認識しながら、市議会で異議を唱えず賛成する職務上不正な行為をし、受注した同市の建設会社「ゴセケン」の元会長、西本登美雄被告(73)=贈賄罪で在宅起訴=らから、計7500万円を受け取ったとしている。〔共同〕
2022/10/21 22:00
https://www.nikkei.com/nkd/theme/122/news/?DisplayType=1&ng=DGXZQOUF21CBC021102022000000
御所市が発注した火葬場の建設工事の契約をめぐる汚職事件で、逮捕・起訴された70歳の市議会議員について、御所市議会は、21日、辞職を勧告する決議案を可決しました。
御所市の市議会議員、小松久展被告(70)は、市が発注した火葬場の建設工事をめぐり、業者の間で市内の建設会社などのグループが受注する合意があることを認識しながら、おととし7月の市議会で契約を結ぶ議案にあえて異議を唱えず賛成し、建設会社側から現金合わせて7500万円の賄賂を受け取ったとして、10月11日、加重収賄の罪で起訴されました。
検察は、小松議員の認否について明らかにしていません。
これを受けて、21日に開かれた御所市議会の臨時議会で、小松議員に対する辞職勧告の決議案が提出され、全会一致で可決されました。
決議では、「市民と市議会との信頼関係を大きく失墜させる行為であり、その責任は重大と言わねばならない。責任の重大さを深く認識してただちに議員を辞職するべき」としています。
決議に法的な拘束力はありませんが、杉本延博議長は取材に対し、「すべての議員が一丸となって襟を正し、市民の信頼回復に努めていく所存だ」と話していました。
市議会事務局によりますと、御所市議会で議員に対する辞職勧告が決議されたのは今回で4回目で、このうち3回は小松議員に対して出されているということです。
また、21日正午時点で小松議員から辞職の申し出などはないということです。
10月21日 16時10分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20221021/2050011986.html
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