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【経済】 韓国人大喜び、激安ニッポンに行くなら今だ!
1ドル150円定着とみて、ニッポン買いに高い関心
玉置 直司
「大手町にできた新しいホテルにいます。快適ですね」
「何でも安くて驚きだ」
2022年10月に入って「3年ぶりに日本に来た」という韓国人の知人からこんなSNSが次々と来る。文面のあちこちから興奮した様子が伝わってくる。
実際に日本に行ってきたばかりの人は、「年末にもう一度行く」と話す。
50代の会社員男性は、親しい知人が韓国企業の日本駐在員で「東京に行って3年ぶりに会った」という。
●新宿のデパートでは全員韓国人
「ゴルフに行っても、ホテルに泊まっても、居酒屋での4人合計の食事代も、みんな10万ウォン台だった。こんなこと、韓国で考えられない」
「デパートに行っても、スーパーに行っても何でも安い」
やはり、興奮気味に話す。
この男性は「新宿の百貨店に行ったらエレベーターの中にいたのが全員韓国人だった」と笑いながら話す。
また、ソウルの金浦空港に到着して荷物を待っていたらゴルフバッグがぞろぞろ出てくる。「ほぼ全部、韓国人がピックアップしていった」とも話す。
筆者の周辺だけでも、「日本に行ってきた」「来月、日本に行く」という声がどれほど多いことか。
知人や家族が行ってきた、近く行く、という話はあちこちで聞く。
「日本への旅行」は韓国でも相当なブームだ。
もちろん、直接のきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行を機に始まっていた様々な規制が解除になったことだ。
●査証免除が引き金に
日本政府は、10月11日に韓国などから入国する場合の査証(ビザ)免除を再開した。
韓国政府は、韓国に入国してから1日後に義務づけていたコロナ検査をなくした。
日韓間の往来は、2020年3月初めに新型コロナの流行を受けて双方で入国規制が始まって以来、休眠状態が続いていた。
韓国から日本への入国者数は、2019年には558万人だったが、2020年48万人、2021年1万9000人と激減した(日本政府観光局統計)。
韓国人に対する無査証入国が停止になり、往来の際には隔離やコロナ検査が必要だった。
筆者はこの間にも何度か日本と行き来したが、1度往復するだけで最大でコロナ検査を7回受けた。
日本に入国してすぐにホテルに連れて行かれて6日間過ごしたこともある。日本で2週間、韓国に戻ってまた2週間家で隔離生活を送ったこともある。
双方での隔離がなくなり、10月1日から韓国入国1日後のPCR検査義務もなくなった。10月11日からは、韓国人が日本に行く際の「無査証入国」が再開になった。
(以下は省略)
●1週間で10万人
●ウォン安より進んだ円安
●米国も済州島も高すぎる!
●ウォンを持参して安いと喜べる国
●マンションも安い!