社会人の名門・JR東日本　ドラフト連続指名、11年で途切れる

プロ入りへの連続指名が途切れた。社会人野球のJR東日本は昨年まで11年連続でプロ入りを果たしてきたが、20日のプロ野球の新人選手選択（ドラフト）会議で2010年以来、12年ぶりに指名がなかった。

今夏の都市対抗野球大会に13年連続25回目の出場を果たした名門チーム。1987年の国鉄民営化でJR東日本となって以降に輩出したプロ野球選手は、00年のドラフト会議で阪神から4位指名を受けた赤星憲広外野手を皮切りに、昨年まで計31人に上る。同じ年に3人が指名されたケースも多く、即戦力で活躍する選手も目立つ。

17年に田嶋大樹投手が社会人ナンバーワン左腕の評価でオリックスに1位指名を受けた。20年はエース左腕の伊藤将司投手が阪神から2位指名され、昨年は最速153キロ左腕の山田龍聖投手が巨人から2位指名を受けた。　今年も有力選手はいたが、指名はかなわなかった。【浅妻博之】