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ドラフト 異例のかぶりなし9球団1位公表 運命の1日は2位以降で12球団激しい駆け引き
引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1666219858/
【イラスト】12球団の1位指名予想
【ドラフト】異例のかぶりなし9球団1位公表 運命の1日は2位以降で12球団激しい駆け引き
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「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が20日、都内で開催される。事前に1位を公表した球団は9球団にのぼり、逆指名が撤廃された07年以降で最多となった。指名を公表した中で競合している選手はゼロ。先手必勝で一本釣りとなるのか、手の内を隠している球団が参戦してクジ引きとなるのか。2位以降の指名にも各球団の思惑が表れそう。毎年ドラマが生まれる運命の1日が始まる。
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突出した候補が少ないとされる今年は1位指名を公言する球団が相次ぎ、前日までに9球団が発表した。事前の公言で他球団をけん制できる。先手を打ったことで、競合している選手は現状でゼロ。手の内を隠したDeNA、阪神、ロッテの選択が鍵を握る。一本釣りするか、すでに公表されている選手をクジ引きに持ち込むか。外れ1位予想は、即戦力の東京ガス・益田、長距離砲の中大・森下に人気が集まった。外れ1位でも、競合がありそうだ。
1位を公言した各球団の戦略が色濃くなるのが2、3位の指名だ。今年のウエーバー順は、パ・リーグが優先権を持つ(2位指名の1番目はパ最下位の日本ハム)。2位か3位か、どの球団が最も熱心に見ているか。ウエーバーの順番をにらんだ駆け引きが激しいのは、大学生内野手に好素材がそろうからでもある。
走塁で評価が高い亜大・田中幹也(東海大菅生)、天理大・友杉篤輝(立正大淞南)や大学日本代表の正二塁手を務めた駒大・林琢真(東邦)。2月に右膝クリーニング手術を受けた明大・村松開人(静岡)も今秋完全復活した。守備と勝負強い打撃も兼ね備えた創価大・門脇誠(創価)に加え、打撃が光る立大・山田健太(大阪桐蔭)、法大・斉藤大輝(横浜、いずれも4年)もおり、各球団は他陣営の動向をうかがう。
社会人歴の長い選手にも注目だ。昨年は、日本ハムがNTT東日本3年目の上川畑を9位で指名。今年80試合に出場し活躍した。社会人は高卒3年目、大卒2年目からドラフト対象。解禁の年に指名される選手が多い傾向だが、過去3度の指名漏れを経験する鷺宮製作所・小孫竜二投手(25)、6年目の28歳、東京ガス・臼井浩投手などが今年の候補に挙がる。1位の競合は少なくても、見どころは多い。【アマチュア野球担当 保坂恭子】
◆抽選なし 指名が重複した場合にくじ引きとなった年で、抽選が行われなかったのは93、96、00、03、04年の5度ある。過去5度はいずれも社会人と大学生の1、2位指名に限り逆指名を認めたり、自由獲得制度があった年で、強行指名で荒れることもなく1位は会議前にほぼ決まっていた。04年は抽選対象の高校生にダルビッシュ有(東北)がいたが、競合することなく日本ハムの一本釣りだった。逆指名の要素が廃止され、1位入札となった07年以降で抽選が行われなければ初めてとなる。
◆指名選手の公表 逆指名や自由獲得が廃止となった07年以降、9球団が事前公表したのは20年の7球団を上回る最多。過去10年の公表した球団数は12年6、13年0、14年3、15年5、16年3、17年6、18年6、19年6、20年7、21年はソフトバンク(風間球打=ノースアジア大明桜)西武(隅田知一郎=西日本工大)の2球団。楽天は立大・荘司の指名を明かし、15年平沢大河(仙台育英)以来7年ぶり公表となった。