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マツコ・デラックスが痛風、気になる納豆のプリン体は?
実際に納豆に含まれるプリン体はというと、100g中に約114mgとなっています。
これは食品中のプリン体含有量の中では「少ない」の部類に入ります。
勿論、納豆1パックです。
特に、プリン体の多い食品は食べてはいけないのか?ほかに気をつけることは?など、すぐに実践できることを紹介しています。
尿酸値が気になる人に参考にしていただけるでしょう。
🤔痛風とはどんな病気?
痛風は「吹いた風が体に触れるだけでも痛い」ということが名前の由来となったといわれるくらい、強い痛みを伴う発作が出るのが特徴の病気です。
痛風の発作が起きると体の関節が熱をもって赤く腫れあがり、強い痛みが生じます。
一番多く症状が出るのは足の指の関節で、はじめて発作を経験する人の90%はこの箇所に症状が出ます。
痛みがピークのときには歩くのも困難なくらいの強い痛みがあるのが痛風発作は怖いといわれる理由のひとつでしょう。
痛風は尿酸値が上昇して関節炎を引き起こす病気で、尿酸はプリン体が体内で分解されるときにできる物質です。
🤔プリン体の多い食品は避けるべき?
痛風の原因となる尿酸はプリン体が分解して作られる物質です。
プリン体をとり過ぎると痛風になるというのはよく聞く話でもあり、痛風にならないようにプリン体の摂取量を控えたいと考えている人もいるでしょう。
では、プリン体を含む食品はどのくらい食べてよいのか、まったく食べないほうがよいのかを説明していきます。
👉プリン体はほぼ全ての食品に含まれる
プリン体は、実は私たちが口にするほとんどの食品に含まれています。
プリン体を含まない食品はほとんどないわけですから、極端に避けようとすれば栄養不足になってしまいます。
プリン体の量に気をとられて栄養が偏るよりは、栄養バランスのとれた食事をすることのほうが大切でしょう。
ただ、往々にしてプリン体を多く含む食品は高カロリーでコレステロールの含有量も多いですから、食べ過ぎることで動脈硬化や高血圧の心配もでてきます。
カロリー過多で肥満になれば痛風のリスクも高くなりますから、とり過ぎには注意する必要があります。
👉プリン体摂取量の目安は1日400mg以下
尿酸は、摂取した食べ物から作られるものと体内の細胞の核酸からつくられるものがあります。
1日につくられる約700mgのうち、食べ物からが約100mg〜150mg、体内の核酸からが約550mg〜600mgとされています。
意外に感じるかも知れませんが、体内で作られる尿酸の方が、食べ物から摂取する量よりも断然多いのです。
とはいえ、プリン体を多く含む食品を食べ過ぎればリスクが高くなりmいくらでも食べてよいわけではありません。
1日に摂取するプリン体の量は400mgを超えないようにすることが望ましいとされています。
食品100g中の含有量でみた場合、プリン体が極めて多い(300mg以上)のものには鶏レバー、まいわし干物、干ししいたけ、かつお節などがあります。
また、極めて少ない(50mg以下)ですが、キャベツ、トマトなどの野菜、米飯、パンなどの主食類、牛乳、チーズなどの乳製品などにもプリン体は含まれています。
これは100g中の含有量なので、含有量が多くても1回に食べる量が少なければ摂取量は少なくなります。
含有量がきわめて多いとされる干ししいたけやかつお節を1回に100gも食べることはまずないでしょうから、さほど意識しなくてもよいことになります。
プリン体の代表のように語られることもあるビールですが、含有量でみると100g中のプリン体の量は5〜6mgで、それほど多く含まれているわけではありません。
ただ、アルコールを常飲すると尿酸値の上昇や痛風発作が出やすくなるということがわかっています。
プリン体が多くないからといって、お酒を飲み過ぎることは控える必要があるでしょう。
♦さて、問題の納豆は痛風によくない?
納豆が痛風によくないといわれることがあります。
しかし、特別気にしなければならないほどのプリン体は納豆に含まれているわけでありません。
では、なぜ痛風によくないといわれるのかですが、体によいイメージがある納豆にもプリン体が思った以上に含まれていることからいわれる場合があるのでしょう。
実際に納豆に含まれるプリン体はというと、100g中に約114mgとなっています。
これは食品中のプリン体含有量の中では「少ない」の部類に入ります。
また、納豆の1パック当たりの重さは一般的に50g程度ですので、1回に食べる量を50gとするとプリン体の摂取量は約57mgとなり、特別に心配するほどの量ではないことが分かります。
参考までに、同じ大豆製品の豆腐のプリン体含有量は100gあたり約31mgです。
冷ややっこ1人前は150g程度だと約47mgとなり、納豆1食分とさほど変わらない数値となります。
ただ、納豆は魚の干物と組み合わせたメニューになることも多いと思います。
干物はプリン体を多く含んでいますので、干物と納豆の組み合わせには注意が必要かもしれません。
また、納豆が健康によいからと1日3食を食べるような人は、1日1〜2パック程度に控えるほうがよいでしょう。