あわせて読みたい
阪神、藤浪晋太郎(28)のポスティング容認を発表 超大物代理人ボラス氏事務所で大リーグ移籍へ
1: 風吹けば名無し 2022/10/17(月) 15:09:02.76 ID:CAP_USER9
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20221017-40170422-nksports-base
阪神が17日、今オフのメジャー挑戦を希望していた藤浪晋太郎投手(28)のポスティングシステム使用を容認したことを発表した。この日、嶌村聡球団本部長(55)が兵庫・西宮市内の事務所に取材に応じ「阪神球団として藤浪選手のポスティング移籍に関して容認するという結論に達しました」と明言した。
藤浪も事務所で取材に応じ「容認してくださった球団に感謝したい。挑戦できるということで、の高鳴りと少々の不安といろいろあります」と正直な思いを明かした。「ここ数年、より(メジャーへの思いが)より強くなってきた。年齢的にも20代後半になってきている。若いうちに、できれば挑戦したいと思っていた」と、ポスティングシステムを使用できることを喜んだ。
「希望としては先発をやりたいのはある。基本的にはあれこれなく、提示されたところでいい条件があれば交渉したい」と、できれば先発として挑戦したいと話した。
藤浪は昨年12月の契約更改交渉中からメジャー挑戦希望を球団に伝え、すでに複数回の話し合いを終えていた。今年9月28日には今オフにメジャー挑戦を目指す意思を正式表明。「大リーグは野球の最高峰。若いうちに挑戦したい。基本的に自分の気持ちは変わらないので、しっかり伝えたい」と熱意を明かしていた。
一方、球団側は百北球団社長が9月28日時点で「タイガースにとって大事な戦力。結論を出したわけではございません」と強調しながらも「彼の強い意思、憧れは十分届いています」と一定の理解を示していた。早い段階で岡田彰布新監督(64)の承諾も得ており、シーズン終了直後のスムーズな容認が実現した。
今季は2年連続で開幕投手を任され、レギュラーシーズン16試合登板で3勝5敗、防御率3・38。最速162キロと150キロ前後のスプリットを最大の武器に、完全復調の気配を漂わせた。8月以降はレギュラーシーズン先発7試合のうち6試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を達成。先発も中継ぎもできるユーティリティー性もあり、大リーグ複数球団のスカウトが球場で視察を続けてきた。
すでに米球界屈指の超大物代理人、スコット・ボラス氏(69)の事務所にエージェントを選定済み。大リーグ移籍への準備を本格的にスタートさせる。
◆藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年(平6)4月12日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭3年時に甲子園で春夏制覇。12年ドラフト1位で4球団競合の末、阪神入団。1年目の13年にセ・リーグでは67年江夏(阪神)以来となる高卒新人2桁勝利。15年最多奪三振。14年日米野球、17年WBC出場。21、22年開幕投手。197センチ、98キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸4900万円。
◆ポスティングシステム 海外FA権取得前の選手が、大リーグへ移籍できる制度。日本野球機構(NPB)を通じて大リーグ機構(MLB)に、契約可能選手として通知される。以前は入札が行われていたが、現在は譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。日本選手では00年オフにイチロー外野手(オリックス)が初めて申請し、マリナーズ移籍。阪神では06年オフに井川慶投手がヤンキースへ移籍した。19年オフの菊池涼介内野手(広島)、20年オフの菅野智之投手(巨人)西川遥輝外野手(日本ハム)のように、交渉が成立せず残留するケースもある。