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ドラ1確定のイヒネを育て上げた誉はどんなチーム!?徹底したフィジカル強化、ラプソード導入等選手の能力を最大限に引き上げるチーム
高校野球ドットコム 10/11(火) 12:11
ソフトバンクが誉(愛知)のイヒネ イツア内野手(3年)を1位指名する方針であることを公表したとして大きく話題となっている。そのイヒネを育て上げた誉はいったいどんな学校なのか。その育成システムを追っていくと、令和の高校野球を先取りするようなチームだった。
誉は2019年夏に初の甲子園出場。その年の中心選手だった大型遊撃手・澤野 聖悠内野手が楽天から育成4位で指名された。21年には速球派右腕の川嵜 陽仁投手が巨人から育成9位指名を受けた。2人とも育成選手だが、イヒネは初の本指名どころか1位指名が確定したことになる。
誉は愛知県の小牧市に所在する。グラウンドは学校から離れた場所にあり、選手たちは自転車を漕いで、グラウンドに向かう。グラウンドは山の中にあるが、それまでの道のりはアップダウンが激しい道のりで、移動するだけでもトレーニングになり、選手たちは「良いアップになる」と語る。
練習は、ショートダッシュなど短距離系のメニューでアジリティを鍛えるメニューが多い。アップが終わると、打撃練習組とフィジカル練習を行う選手に分かれるが、右翼奥に建てられたプレハブの施設にはウエートトレーニングができる器具が多く揃っていた。選手たちはベンチプレスやスクワットなど高負荷のトレーニングを年間通して励む。
イヒネや他の3年生も、最初は持ち上げることに苦労したようだが、慣れていくと、ベンチプレスでも100キロ以上持ち上げる選手もいるという。さらにパワーアップするために補食も置かれている。
こうしたトレーニングだけではなく、1キロの縄跳び、ジャベリックスロー、エルゴメーター、パルクール、ボックスジャンプなど多彩なメニューがあった。フィジカルアップが重要と考えた誉の矢幡監督はフィジカル強化のトレーニングメニューを先取りし、多くの速球投手、強打者を育てる武田(広島)のメニューを大きく参考にしたという。またラプソードもいち早く購入し、ピッチングデザインにもこだわった。
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