【ソウルフード】『五島列島かんころ餅』

【ソウルフード】『五島列島かんころ餅』

【ソウルフード】『五島列島かんころ餅』

火山灰質の土地も耕作向きではないためか、近世の甘藷(かんしょ、サツマイモ)伝来以降五島には甘藷が根付いており、甘藷を薄く切って天日で干した「かんころ」と呼ばれる干し芋や、これをにまぜてついた「かんころもち」という緑色の餅菓子は五島のシンボルである。サツマイモ以外にもタバコや桑などの作物が五島
48キロバイト (7,249 語) – 2022年8月20日 (土) 15:28
◆五島列島ソウルフード

かんころ餅かつて満足にお米を食べられなかった時代があり、その時に作られたと言われています。

冬の間の保存食・正月用の食べ物として作られていましたが、今では日常食として食べられるようになりました。
家庭やメーカーによって作り方は異なりますが、一般的な製造工程は次の通りになります。
①スライスしたサツマイモを蒸した後、カラカラになるまで天日干しにします。これが「かんころ」と呼ばれるもの。
②かんころを蒸して、再度柔らかくしてから、もち米をあわせ、水飴を入れた後、一緒に搗いて出来上がり。水飴を入れることでほんのりと甘く、柔らかさが長持ちするそうです。
そのまま食べてもよし、少し固くなった場合は薄くスライスした後、トースターやフライパンでサッと炙って召し上がれ。
噛めば噛むほど柔らかさが増し、サツマイモの優しい甘さがにじみ出て、お腹も心も満たされます。 
お菓子でもご飯でもない、いつでも気軽に食べられる「日常食」です。

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