「まだ落ち着いてはないですね。普段はまあ、自宅待機というか……。収入も全然ない状態です」
8月下旬の夜11時過ぎ、六本木(港区)の隠れ家バーから現れた『TKO』木本武宏(51)を直撃、騒動のその後について聞くと慎重に言葉を選びながら答えた。
7月に発覚した木本の投資トラブルは、『平成ノブシコブシ』吉村崇(42)や、『野性爆弾』くっきー!(46)など後輩芸人や知人十数人を巻き込み6億円以上の被害を出したと言われている。 木本は騒動後すべての番組を降板、所属する松竹芸能も退所している。
「発覚当初は被害の全容がわからないという理由でトラブルの詳細はなかなか明らかにされませんでした。8月に個人事務所から出した声明と『NEWSポストセブン』の単独インタビューで、20代の自称FXトレーダーA氏への投資と、元芸能関係者のB氏から持ち掛けられた不動産投資によるものだったことがようやく明らかになりました」(芸能プロ関係者)
A氏、B氏ともに無登録業者で他者からの出資を扱うこと自体が違法であるうえに運用実態も不明。
FXへの投資額が全部で1億円以上、不動産投資は5億円だという。
返金されたのは不動産投資のうち1億6千万円だけだ。
また、木本は投資に興味がある知人にA氏、B氏を紹介しただけで手数料などは一切取っていない、無理矢理勧誘したこともないと主張している。
「8月の時点ではA氏からは代理人弁護士を通じて返済計画が出されたものの、納得のいく内容ではなく訴訟も視野に入れて交渉中。B氏とは返済計画には基本的に合意して細部を詰めるために交渉中とのことで『徐々に解決の方向が見えてきている』とのことでした」(同関係者)
しかし、その後は音沙汰がなく、騒動発覚直後から開くと言っていた会見も開かれていない。FRIDAYは現在の木本の状況を聞くべく直撃したのだった。
――FXのA氏に預けた1億円を何に使われたのかは解明されたのですか?
「正確にはわかりません。たぶん自転車操業でそのお金を使い込んでしまったのかと。最初はちゃんとトレードをしていたと思うんです。でも、うまくいかなくなり、怖くなって横流ししてしまったと本人から告白されました」
――もう一人の不動産のB氏については返済計画に納得をしたとのことでしたが、返済はありましたか?
「いや、ないです。返済計画については連帯保証人を付けてくれという条件を出していて、まだ返答はない状況です。お金を返してもらうのが最優先だったので、ずっと信じて待っていたのですが、そろそろ弁護士とも相談して法的手段を考えなきゃあかんかなと思っています」
――B氏に預けた5億円のうち返済されたのは1億6千万円。消えた3億4千万円は何に使われたのでしょうか?
「そこは本当に現在あらゆる手段で調べているところです」
――心配している芸能界の諸先輩方や読者の方に一言。
「心配して下さってる方にはホント申しわけない気持ちと感謝しかないです。直接自分の言葉で伝えられてないのも申しわけないという気持ちです」
取材に対して一貫して真摯に受け答えした木本。
問題は見た目よりも複雑で、解決までにはまだ時間を要することをうかがわせた。
木本自身の言葉ですべてを伝えられる場が作られるのを待ちたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a0fb3620c21e2b65fedb3b0b3e16b99243f423
https://i.imgur.com/8sEuq68.jpg