あわせて読みたい
アメリカ高層ビル23階の屋根をスーツ姿で走り移動する男!
アメリカ摩天楼の高層マンションを駆け抜ける男!
世の中、いつどこで誰に見られているかわからない。マンハッタンの高層ビルの屋根をパルクールよろしく、軽快にジャンプしながら移動する男性の姿が目撃された。
目撃者は、ニューヨークに映画製作の会談に来ていたという映画監督エリック・ユング氏だ。
この男性は、これから屋根の修理に向かう建物請負業者の男性だそうで、ユング氏は映画のジェームズ・ボンドのように、スーツ姿で軽快に高所をジャンプする男性に驚き、急いで動画を撮影したという・
Shocking video shows man casually jumping across rooftop of NYC high–rise | New York Post
10月4日の朝9時50分頃、ニューヨークのロウアーマンハッタンで仲間の映画製作者チーム10人と会談を行っていた映画監督のエリック・ユング氏。
光の測定のために天気をチェックしようとして窓の外を見ると、スーツ姿の男性が向かいの高層ビルの屋根の上をジャンプしている男性を目撃した。
シカゴに住む私は、ニューヨークの奇妙な瞬間を垣間見た気がしました。驚いて、チームメンバーに「ちょっと、アレ見てよ!」と言うと、みんな窓際に寄ってきました。
私が見た時には、男性は高所を軽々と移動しながら、誰かと電話をしているようでした。
男性を見て、パルクールをしているのかなとも思ったのですが、自撮りをしている様子もなく、スーツときちんとした靴を履いていたので、いったい何が起きているのだとびっくりしました。
しばらくして雨が降ってきたので、男性の身を案じました。
驚いたユング氏が、動画を撮影してソーシャルメディアでシェアすると、たちまち注目を集めた。
その建物は、911メモリアルの隣に位置しており、男性は築115年になる高層マンションの23階の屋根部分にいたようだ。
思わず、007のジェームズ・ボンド映画のシーンを思い出してしまうような男性は、いったい何者なのか?
後に、その男性の正体と理由が判明した。
男性は建設請負業者の管理ディレクターだった
ユング氏が撮影した動画がソーシャルメディアで拡散すると、すぐに男性の身元が判明した。
男性は、その高層マンションの建設を担当している業者の管理ディレクター、ジョー・スミザスキさんで年齢は60歳だった。
ニュージャージー州に住むスミザスキさんは、そのマンションの22階に住むアンドレアさん者から連絡を受けて、この日現地に出向いていたという。
アンドレアさんの話によると、5日間雨が降り続いたせいで、天窓から雨漏りがし始めたため、見に来てもらったそうだ。
・合わせて読みたい→かなり命がけのアナログ作業。1938年のエンパイアステートビルの窓拭き
スミザスキさんは、23階の屋根の上から天窓をチェックして写真撮影し、アンドレアさんの部屋がある窓までジャンプして移動していたのだ。
私は台所にいたんですけど、彼が上にいて天窓の写真を撮っていました。命綱やヘルメットもつけないで、スーツを着て屋根の上にいたんです。
しかし、スミザスキさんにとってはそうした行為は単に仕事の一環なのだ。
後の取材で、スミザスキさんはこのように話している。
私は、この仕事を42年もしています。高い所へはいつも上りますよ。
普段している作業が、この日偶然撮影され、ソーシャルメディアでシェアされたことで、大注目を集めてしまったことについては、ただ驚きを隠せないようだ。
スミザスキさんいわく、スーツを着ていたのは富裕層の顧客と会う際の礼儀だそうで、普段の高層現場作業ではちゃんと命綱をつけ、ヘルメットも被っているという。
最終的に、ミステリーの答えが判明したユング氏も、「そういうことだったのか。実に面白い!」と納得したということだ。
Caught on Camera: Man LEAPS Across NYC Rooftops, BUT He’s Not a Daredevil | NBC New York
References:Daredevil who jumped across rooftop of NYC high-rise unmasked/ written by Scarlet / edited by / parumo