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「源田がいなかったら優勝はなかった」西武・辻発彦監督、退任会見一問一答
辻監督は試合後、ペイペイDで退任会見を行った。
―印象に残っていることは?
「この年になって6年間もユニホームを着て若い選手たちと一緒にグラウンドに立てて、ボール投げたりノックしたり、ワクワクも、ドキドキもしたり、喜怒哀楽を出したりしましたけど、やっぱり野球は楽しいです。そういう意味ではちょっと寂しい気はします」
―多くの実績を残したが「いやいや。僕の実績というのは何ともない。その時の選手たちが頑張ってくれた。選手たちがいかにグラウンドで精いっぱい力を出せるように、雰囲気であったり場を作ることが仕事だと思っていた。そういう意味では6年間で2度優勝できたのはいい思い出」
―教えが浸透した
「あらためて思うのは野球はやっぱり投手。守りがまずあっての強いチーム作り。強力打線と言われましたけど、打ち勝つことの難しさですよね。今年みたいに打てなかった時に、やはり投手があれだけ頑張ればAクラスに入れる。優勝を争う期間もあったわけだから。これからも投手力とディフェンスがしっかりすれば戦えると。さっき選手の前でも話しました」
―今季は投手力が改善された
「それは経験でしょう。今井や高橋、松本が入団してから、特にこの3人だけは、勝てなくても経験を積ませてとにかく投げさせる。強いチームにいたら、ファームに落とされるんじゃないかという成績の時もありましたけど、そういう中でも投げてきたというのが今年に生きてきたんだと思う。年々育ってきたのはうれしく思います」
―今後への期待
「6年間一緒にやったので、情というか、必ず見ている。応援すると思います。今年、投手力が成長したことがまず一番うれしいですし、次は打線の方が成長して、練習をしっかりやっていけば、また優勝狙えるチームになる」
―後任への期待
「常にOBとして常勝軍団をつくってほしい」
―指揮官として大事にしてきたことは
「同じ年にドラフトで入ってきたね、源田の存在が一番大きかったような気がします。あの子がいなかったら、優勝はなかったような気がします。打つ打たないじゃなくて、やはりライオンズを立て直すには、ショートの選手が育たなかったら、無理だと思った。1年目から本当に守りだけでも十分貢献してくれた。本当に山川だってあれだけ打ってくれて、森友哉もそうですし、みんなそうですけど、ただ、やっぱりやりたい野球は、ショート・源田がいなかったらできなかったということですよ」
報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e969ec02782dfd94ccdd4313d208ac1191927e6