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『孤独のグルメ』が長年ファンに愛されるのには、主役の井之頭五郎を演じる松重豊さんの存在も大きい
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『孤独のグルメ』
が長年ファンに愛されるのには、主役の井之頭五郎を演じる松重豊さんの存在も大きい。
2000年代に入って深夜ドラマに限らず、食が重要な役割を果たすドラマや映画、小説がずいぶんと増えた。
しかし、食が人を癒やす、人間関係をよくするなど、食頼みの展開や道徳臭が強い作品も目立つ。
『孤独のグルメ』では、五郎が食べることで仲間ができたり仕事への意欲が高まったりすることはない。
ただひたすら食べる、という番組冒頭の言葉「孤高の行為」を描くことに徹して何も押しつけないからこそ、視聴者は自由に感情移入ができ、周りにも拡散したくなるのではないだろうか。