大谷の経済効果457億円　1人で阪神優勝にも近づく規模

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手による今季の経済効果は約457億円――。イベントの経済効果に詳しい関西大の宮本勝浩・名誉教授が6日、そんな試算結果を発表した。

　エンゼルスの観客増の6割を「大谷効果」とし、それによる消費が約61億円。放映権収入やスポンサー契約料、グッズの売り上げ、日本からの応援ツアーによる消費などを推計した。

　宮本氏がこれまでに試算した経済効果では、2005年のプロ野球阪神の優勝が約643億円、07年巨人の優勝が約640億円だった。今回はこれらに匹敵する規模だ。宮本氏は「1人のアスリートがつくり出す経済効果としては空前絶後の金額。いかに偉大な選手であるかが分かる」としている。（浅倉拓也）

朝日新聞社