あわせて読みたい
岡田次期監督なら鉄壁の虎 第2のJFK&強固なセンターライン確立か 番記者が占う心の内
岡田氏は投手を中心とした守り勝つ展開を理想とする。阪神は広い甲子園を本拠地としており、今季の投手陣はリーグトップのチーム防御率2・67。第2次政権も「負けない野球」を目指すだろう。
第1次政権では「JFK」を確立。試合終盤に「相手に諦めさせる展開」が持ち味だった。2010~12年に指揮を執ったオリックスでは、平野佳、岸田らをリリーフに転向させ、才能を開花させている。今回も力量や適性を見極め、勝ちパターンの構築に取りかかるはずだ。
今春キャンプ。岡田氏は早くから守護神不在を危惧していた。「スアレスが抜けた穴はみんなが思っとるより相当大きいよ。投手力がええって言うても、そんな簡単には埋まらへんよ」。結果的に今季はケラー、岩崎が抑えを担ったが、盤石とは言えなかった。守護神、勝ちパターンの確立は来季以降の課題として残った。
岡田氏が守護神を含む勝ちパターンの投手に求める技術的な要素は3つある。
「三振を取れる決め球がある」
「コントロールが良くて四球で崩れない」
「クイックやけん制、フィールディングに不安がない」
これに加えて、性格面は「怖さを知ってて、臆病なぐらいの慎重さ」を求める。「ボールの勢いに任せて、イケイケで投げる投手はあかん」。重要な試合終盤を任せる投手に求める条件は多い。
候補は経験豊富な岩崎や、今季台頭した湯浅、浜地らか。ケラーは調整不足だった開幕こそ不安定ながら、徐々に力を発揮した。残留は定かではないが、来季も阪神でプレーするならば候補になり得る。ここに新外国人投手も加わるか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03422097dc965f9493ecae325d241887fcb9ed82