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「アホォ!」マスクなしで激怒の中日・波留敏夫コーチが退団…中村紀洋氏と交代後に“本塁打激減”データも
10月2日の最終戦に勝利したものの、6年ぶりの最下位となった中日ドラゴンズ。今季から就任した立浪和義監督(53)のシーズン2年めに向けて、早くも動き出した。
「中日スポーツ」が10月3日に、一軍打撃コーチ・波留敏夫氏(52)の退団が決まったと報じている。
波留氏は2013年まで横浜DeNAベイスターズのコーチを務めたあと、2014年から中日のコーチに就任した。
「現役時代からの血気盛んな性格そのままに“熱い指導”で知られていました。今季は二軍打撃コーチでスタートしましたが、5月23日に一軍打撃コーチに配置転換されました。その直後に起きた“炎上騒ぎ”が、今回の退団に影響したのではないでしょうか」(スポーツライター)
事件が起きたのは、6月12日の札幌ドームでおこなわれた日本ハムファイターズとの一戦。5連敗中で臨んだこの試合、0-1と1点ビハインドの5回表に、中日はベンチ前で円陣を組んだ。
その際、波留氏がマスクを外した状態で「いつまで甘えてやってんねん。その気でやらんか、アホォ!」と、野手陣を大声で一喝したのだ。
この様子はテレビ中継でも放送され、これを見ていた視聴者からネット上で、波留氏の指導法に批判の声が上がっていた。
《波留コーチの円陣での恫喝、時代遅れだよな…》
《えぇ…なにこれぇ…。中日の円陣?での波留コーチの檄?みたいだけど…。》
「5月末に打撃陣を好調に導いていた中村紀洋コーチ(49)を“降格”させてまで波留氏を抜擢したにもかかわらず、その後チームの打撃が低迷したことで、波留氏の手腕を疑問視する声がありました」(同前)
今季チーム本塁打数が62本と、12球団最低に終わった中日。いくら広いバンテリンドームナゴヤが本拠地とはいえ、東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆(22)一人の本塁打数に“肉薄”されてしまった。
スポーツ紙の担当記者はこう語る。
「波留氏にコーチ交代以降の打撃陣の変化は、データ上でも表われているんです。中村氏との交代は5月23日でしたが、3、4月のチーム本塁打数は17本、5月は15本でしたが、6月は6本、7月は12本、8月は6本、9月は6本と月単位の本塁打数が激減しているんです。
今季後半の中日戦の中継では、球団OBで野球解説者の宇野勝氏(64)から『今のドラゴンズは(右打者が)右打ちしないといけない、という意識が強すぎる。もっとプロ野球らしい打撃を見せてほしい』と、指摘する場面が何度もありました」
後任には、2015年に中日を引退した和田一浩氏(50)が就任すると報じられている。通算319本塁打の打撃理論で本塁打を増加させ、明るいチーム作りを目指してほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e37abf883f8ef79a50ca1564c45e3e736f28472c