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日本ハム・清宮幸太郎が語る23歳の現在地「ちょっとデブじゃね?」から始まった1年 BIGBOSSへの思いと、それでも貫く「ホームランは正義」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3ec54f6bcb647070f9b839f09786c2d67310c3e
注目を一身に集めたプロ入りから5年。日本ハム・清宮幸太郎は今、自身の「現在地」をどのように捉えているのか。BIGBOSSとの出会いがもたらした大きな変化。同学年のヤクルト・村上宗隆への本音は――。プロ入りから清宮を見続けてきた担当記者が綴った。(全2回の1回目/#2へ)
変わりたい――。そう誓って臨んだ清宮幸太郎 の5年目シーズンが終わりを迎えようとしている。今季から就任したBIGBOSSこと 新庄剛志監督に多くのチャンスを与えられ、打率は2割前後ながら試合数、本塁打でキャリアハイの数字をマーク。もがき苦しみながら、一歩一歩着実に成長を遂げた1年だった。
「やっぱり変わりたかった」5年目の清宮が口にした渇望
今年1月の自主トレ公開から、今シーズンに懸ける思いはひしひしと伝わってきた。ソフトバンク・柳田悠岐、ロッテ・安田尚憲らと並んだ清宮は、驚くほどスリムになっていた。「ここにいるメンバー中では余裕で一番食べていますけどね」と笑った顔はシュッと引き締まり、明らかに体つきが変わっていた。シーズン開幕直後、減量に踏み切った理由をこう語った。
「やっぱり変わりたかった。変わりたかったのが一番です」
「変化」への渇望を口にした。昨シーズンは初めて一軍昇格無し。同世代が大学や社会人野球を経てプロ入りするプロ5年目のシーズンに、危機感を誰より感じていた。
「周囲からは見た目が変わったと言われますが、やるからにはそれくらいやりたいし、誰がどう見ても変わったなと言われるようにしようと決めていました。やっぱり動きやすいですよ」
すべての始まりは、BIGBOSSの言葉だった。秋季キャンプを視察に訪れた指揮官は、体重100kgを超えていた清宮に「ちょっとデブじゃね? やせない?」と声を掛けた。仙台から東京への新幹線移動の間に牛タン弁当7個平らげたという逸話を聞きつけ、ダイエット指令を出したのだ。打球が飛ばなくなることを心配して減量することに躊躇もあったというが覚悟を決めた。
すぐ行動に移した。朝食前に時速6kmで歩くと脂肪燃焼効果があることを知り、秋季キャンプでは同部屋の吉田輝星と共に早朝散歩した。寮のある鎌ケ谷に戻ってからも継続し、わずか1カ月ほどで4、5kg減に成功。食事面ではドレッシングやたれで使わずに余分な糖質をカットし、年明けには昨秋のキャンプからさらに1kgの減量を果たした。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)