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【韓国メディア】中国は韓国より日本を強く意識?=メディアの指摘に韓国ネット「当然のこと」「日本がうらやましい」
王外相は3日に韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と、5日に茂木敏充外相と電話会談を行なった。記事は、会談での王外相の発言について「中国が日韓両国のどちらを意識しているかが端的に表れていた」と指摘している。
中国外務省が公開した内容を見ると、王外相は日本との会談で「関係がこじれることなく、停滞することなく、後退することなく、いわゆる強大国の対決に巻き込まれないようにしなければならない」と述べたという。これについて記事は「日本に対して露骨にけん制球を投げた」とし、「日本が米国との結束はもとより、ドイツと外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2プラス2会議を推進するなど、欧米諸国の中国封鎖に積極的に参加する点を指摘したものだ」と説明している。
また王外相は「日本が中国の発展を客観的かつ理性的に見つめることを希望する。中国に偏見を持つ一部国家に惑わされ、歩調を合わせてはならない」とも述べた。一方で日本を「長年の隣国」とした上で相互尊重と信頼、利益と協力も強調したというが、記事は「時代の流れ、国際情勢、内政などの但し書きをつけ、中国の影響力を認めて干渉しないでほしいというメッセージを添えた」と指摘。その上で「鄭外相との会談で防疫協力、文化交流、非核化支持などさまざまな成果と今後の目標を提示しつつ『韓国は永遠の隣国』とやや短めに評価したのとは対照的だ」と伝えている。
ただし、中国外務省は会談後、鄭外相の「中韓両国は地理的に近く、歴史と文化が互いによく通じ合い、中国は韓国の最大貿易国であり重要な戦略的協力パートナー』という発言を大きく紹介したといい、これについては「見方によってはまるで韓国が中国にしがみついているように映る」としている。
これを受け、韓国のネット上では「最近は日本より中国の方が脅威。両国とも韓国にとっては危険な存在だけど、日本が過去形であるのに対して中国は現在進行形」「中国と仲良くしてもいいことなどない」など中国に対する厳しい意見が目立つ。
中国の対応の違いについては「韓国は文大統領がペコペコしている。一方、日本は堂々としているから当然のこと」「そりゃ日本は手強い相手だから気に障るだろう」との声が寄せられている。
その他「日本の対応が正しく、韓国は間違ってる」「中国に言いたいことが言える日本がうらやましい」と日本の対応をうらやむ声や、「外交は強国の間で中立の立場をとるべき。両方から実利を取るもの」との声も見られた。(翻訳・編集/松村)
Record China
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