ちょうどそのころ、安倍元首相の国葬開催が迫り、武道館周辺では、一般献花に訪れた人たちで大行列。
デモ隊が近づくなど、緊迫したムードに包まれていた。
そんな状況の中で行われた、岡田幹事長の会見。
立憲民主党・岡田幹事長「新しい話で、一番下の辻元清美議員のところです。誘いを受けて出席して、同行した秘書と2人分の会費2,000円を支払ったと」
辻元議員は、民主党政権時代の2012年4月、旧統一教会の関連団体の勉強会に秘書と一緒に出席。
2人分の会費2,000円を支払っていたことを明らかにした。
辻元議員は、自身のブログなどで、当時の領収書を公表。
そこには、「WFWP大阪10連合会」と書いてあった。
WFWPとは、教団の関連団体「世界平和女性連合」のこと。
辻元議員はブログで、「勉強会の主催が、領収書に書かれていたWFWPとは、事前に認識していませんでした」と説明。
関連団体とは知らなかったと釈明した。
超後出しともいえる公表となった、辻元議員。
なぜ、このタイミングでの公表となったのだろうか。
辻元議員は、2021年の衆院選で敗れ議席を失ったが、2022年7月の参院選で当選し、国政に返り咲いた。
8月に初登院した時には、真っ白なスニーカー姿で意気込みを語った。
辻元議員「真っ白な初心の気持ちで、新しい参議院という場で頑張っていきたい」
そして、自民党議員の旧統一教会との関係を、徹底的に追及する姿勢を見せていた。
辻元議員「きちんと膿(うみ)を出し切ることを自民党が率先してやっていただいて、国民の前に明らかにすべきだと思う」
辻元議員は、その後もたびたび、SNSなどで旧統一教会問題について言及。
(辻元議員のツイッターより)「自民党と統一教会の闇は深い」、「安倍元総理は統一教会と深い関係があったのでは? でも調査もせず全額国費『国葬儀』?」
国葬の案内状の画像を投稿し、「欠席します」と表明していた。
9月に行われた沖縄県知事選の応援メッセージでは、教団との接点が指摘された候補を強く非難していた。