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阪神勝てばCS進出決まる10・2 西純先発有力も西勇、才木、藤浪の“必勝カルテット”スタンバイOK
単独3位の阪神に29日、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が復活した。同日、広島がヤクルトに逆転負け。レギュラーシーズン最終戦となる10月2日のヤクルト戦に勝てば、無条件でCS進出が決まる。この日は甲子園球場で投手指名練習。西純矢投手(21)が同戦の先発投手として有力も金村暁投手コーチ(46)は明言せず、西勇、才木も候補に挙げた。すでに待機している藤浪も含めて“決戦当日”は実績ある先発要員が複数ブルペンでスタンバイする可能性が出てきた。
ぜいたくな選択肢から勝利への最良のカードを切る。この日、広島が敗れたことで、10月2日のヤクルト戦に勝てば無条件でCS進出が決定。3日後に予定されるレギュラーシーズン最終戦を前に、金村投手コーチは最後まで先発投手を明言しなかった。
「(西純かは)いや、分からん。まだ。浩人(才木)かもしらんし、勇輝(西)かもしらんし。はっきりは断言しないです」
チームは一時5位に転落し、CS進出へ苦境に立たされていた。だが、27日からのヤクルトとの2連戦をいずれも制して3連勝。単独3位に再浮上した。残りは甲子園でのヤクルト戦1試合のみ。スカッと勝って、CSへ進みたい。注目を集める先発投手は今季同戦に2戦2勝、防御率1・93と抜群の相性を誇る西純が最有力。それでも、同コーチがけむに巻いたように、直前まで起用を迷うほどの候補も控える。
右肘のトミー・ジョン手術から7月に昇格し、4勝(1敗)、防御率1・64の才木、22日に登録抹消も10月1日に再登録が可能な西勇がこの日の指名練習に参加。同投手コーチは西勇について「(西勇は)投げるとなれば登録するし。昨日ピッチングもして、準備はしてくれてる」と明かした。西純、才木の若手2人についても言及。「(神宮での)青柳、将司の気迫のこもったピッチングを見てたって言うし。そういうプレッシャーの中で結果を出せるピッチャーになっていかないといけない。そういう意味では最高の舞台」と期待を寄せた。
3人の候補の中で先発マウンドに上がるのは1人でも、総力戦となることは必至。他の2人がブルペンに回ることも考えられる。さらに、藤浪に関して金村コーチは「まだ最終的に誰を入れて誰を上げて(ベンチ外)ってのはまだ決めてない」と説明。当日のブルペンは8人態勢が濃厚で第2どころか、第3、第4先発まで準備するケースも想定される。“最後の1勝”を束になってつかみにいく。(遠藤 礼)
《10月1日にもCS確定の可能性》広島が29日のヤクルト戦で敗れたことで、阪神に自力でのCS進出の可能性が復活した。阪神と巨人が残り試合を全勝すると69勝71敗3分けの勝率.493で並ぶが、直接対決で14勝10敗1分けと勝ち越している阪神が上位となるため。30日に広島が引き分け以下に終わり、10月1日に巨人が敗れると、阪神は2日の最終戦を待たずに3位が確定しCS進出が決定する。
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