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知ってた?「ガリ」の名前の由来
ガリとは、甘酢ショウガのことであり生姜の調味酢漬。生姜を薄く切って甘酢漬けにしたものである。寿司屋で用いられる業務用の商品などは甘酢平切紅生姜などの名称で袋詰めして販売されている。紅生姜の薄切りと混同されることもあるが別のものである。 塩蔵したショウガの根茎(イモショウガ)をスライスして脱塩し(塩度…
4キロバイト (511 語) – 2021年10月13日 (水) 12:45
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「ガリ」とは、甘酢ショウガのことであり、生姜(ショウガ)を薄く切って甘酢に漬けたものである。
握り寿司などの添え物として知られる。ガリは歯触りのよい食感に、さっぱりとした辛味と甘酸っぱい味が特徴である。
握り寿司を一貫食べた後に口直しにガリを食べるという食べ方がある。
ガリを食べると口の中がすっきりして魚の臭みも消えるため、ガリを食べた後に食べる寿司がより美味しく感じられる。
ガリを食中毒の原因となる菌の殺菌あるいは抗菌を目的として食べるという情報もある。
ガリの語源は、食感の「ガリガリ」という音に由来する説が有力である。
現在のような薄切りのガリが一般的になる前は、大きな生姜をガリガリと噛んでいたという。
他にも生姜を刃物で薄く削る時にガリガリと音がすることに由来する説もあるが、いずれもその音が名前の由来となっている。
ちなみに、夏になるとスーパーなどに並ぶ新生姜は、ハウス栽培や早採りのものである。生姜の本来の旬は10月~11月頃とされ、この時期の生姜は香りと辛味成分が高まる。
新生姜は軟らかくみずみずしいのが特徴で、その新生姜の水分をとばしたものがいわゆる生姜である。そんな新生姜や生姜からガリは作られる。
また、甘酢に漬けて作られるガリは新生姜を使うと酢の作用でピンク色になる。
一方、「紅しょうが」は生姜を梅酢に漬けて、赤ジソで色づけしたものである。かつては西日本では紅しょうが、東日本ではガリが主流だった。
江戸時代の百科事典『守貞謾稿(もりさだまんこう)』(1837年)には、江戸の握り寿司を紹介する際にガリのことが「新生姜の酢漬け」と記されている。
上記のように新生姜を使ったガリの場合は色素を入れなくてもピンク色に色づくが、現在では天然色素や人工着色料を使って色づけをして販売されることも多い。
また、新生姜を使った時のピンク色の正体はアントシアニンという色素である。アントシアニンは新生姜に多く含まれ、酢により酸性になるとピンク色に変化する。