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「NBA JAPAN GAMES」 ウィザーズが八村塁のメンタルを徹底ケア 東京五輪後のような“燃え尽き症候群”防止へ
日本でのプレシーズンマッチ開催は、2019年から実に3年ぶり。
今年は昨季の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと、八村塁擁するワシントン・ウィザーズが『さいたまスーパーアリーナ』で激突する。
八村は日本バスケットボールの象徴として、来日中にステフィン・カリー以上の注目を集めることだろう。八村は数日前に開催されたメディアデイにおいて、スケジュールとプレッシャーの大きさについて言及している。
事実、ゴンザガ大学出身のフォワードは昨夏の東京オリンピック参加直後、並々ならぬ過労と心労からチームへの合流が遅れ、その休養期間は2021-22年のレギュラーシーズンの約半分に及んでいる。
ウィザーズ陣営は、9月30日(金)と10月2日(日)に開催されるエキシビションゲームの後に昨夏と同じことが繰り返されないよう、日本のスターを最大限にケアするよう最新の注意を払う心構えだ。
『NBC Sports』によると、ウィザーズのトミー・シェパード球団社長は、チームおよび八村の所属事務所「Wasserman」に対して、いくつかの注意事項を説明。そして、“燃え尽き症候群”防止に備えるサポートを高く評価している。
「我々は素晴らしい仕事をしました。彼のマネージメントスタッフと所属事務所は、彼が日本でバスケットボールに集中できるよう、必要な写真撮影をはじめ、ありとあらゆることを済ませています。もちろん、いくつか交流の場があり、彼がファンの前に姿を現す機会もあるでしょう」
ジェパード球団社長曰く、八村が日本に戻るのはオリンピック以来初めてのことだという。ブラックサムライは、母国への遠征でチームをもてなすべくディナーのセッティングを担当するなど、日本滞在期間中はウィザーズの大使のような存在を担うことになると見ていい。
今季はルーキー契約の最終年であるため、八村にとっては重要な1年となる。ウィザーズはすでにトレーニングキャンプに突入しているが、シェパード球団社長とウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは、練習場での様子に好感触を抱いている様子だ。
シェパード球団社長は、八村の姿を見て「彼は非常にいい状態にあると思います」とコメント。そして、アンセルドHCも次のように発言している。
「オープンランでの彼のプレーを見ていると、自信に満ち溢れていて素晴らしいですね。シーズン後半に彼を迎えてから今の状況を見ると、まるで違う次元にいるような心地です。昨年はスリーポイントを身につけました。そしてこの夏、彼はペリメーターでプレーするための空間練習に多くの時間を費やしています。ボールハンドリング、フィニッシュ、そして高確率なスリーポイント。これらは彼にとってはただの新たな反復作業です」
ドラフト以来、NBAプレーヤーとして国内でのプレーを心待ちにしていた八村。母国からの熱い声援が、2022-23年シーズンの飛躍を後押しする。
文=Meiji
BASKETBALL KING
https://news.yahoo.co.jp/articles/c252e46a214325aa84b6d5509d36f6f9c70ce92a