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【国際】「すべてを捨てて車に乗った」 国外脱出したロシア人の声、隣国ジョージアでは反ロ感情再燃「ロシア人は国へ帰れ」
隣国ジョージアで、予備役動員に反対だという人々から話を聞くことができた。中には一家で国外脱出した人もいる。ジョージア当局によると侵攻開始以来、首都トビリシだけでも4万人のロシア人が流入したという。
「私たちはこの戦争に完全に反対している。これは特別軍事作戦などではなく、戦争だ。動員について聞いたとき、家にあるものすべてを捨てて車に飛び乗った。ロシアは腐敗や法律の不在、あらゆる権利と自由の停止、異なる見解への弾圧によって破壊されている。」(家族でロシアを出国した男性)
「軍事作戦が始まった時、抗議行動に参加した。私たち市民活動家にとって、祖国での状況は今大変困難だ。われわれはみな監視されているのだ。一連の出来事が私たちを、成長や進歩、団結から後退させた。例えば気候変動や世界的な飢餓といった問題と戦うといった理想からも我々は後退させられた。私にとってこれは大きな悲劇だ。」(ロシアを出国した予備役の男性)
「とても怖い。友達のことが心配だ。友達が出国できるように手助けしようとしているが、恐ろしい。泣きそうだ。」(ロシアを出国した予備役の男性)
ここジョージアでのロシア人たちの状況はやや複雑だ。ジョージアへの国外脱出の波は、この国での反ロシア感情を再燃させる恐れがある。町のいたるところにウクライナを支持するメッセージが掲げられ、中にはロシア人は「国へ帰れ」と書いた落書きも。
アパートの賃料も過去半年で急騰している。
ロシア国営メディアが地元当局者の話として伝えたところによると、ジョージア出国のための国境での待ち時間は、25日の時点で48時間に達したという。またカザフスタンやフィンランド、モンゴルでもロシア人の入国が増えているという。
9/27(火) 12:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf7d0b96f0631233263c58e9f5d0576083099dc