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阪神の新監督、岡田氏が有力 JFKで前回05年にV導く
(出典:共同通信) |
岡田 彰布(おかだ あきのぶ、1957年11月25日 – )は、大阪府大阪市中央区出身の元プロ野球選手(内野手・外野手、右投右打)・監督・コーチ。阪神タイガース第30代監督を務めた。 現在はデイリースポーツの野球評論家、読売テレビ・朝日放送・東日本放送(本数契約として)の野球解説者を務めている。…
77キロバイト (11,040 語) – 2022年8月28日 (日) 04:53
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阪神新監督に岡田彰布氏内定 〝教え子〟藤川球児SA、鳥谷敬氏、今岡真訪氏の入閣も検討
阪神の次期監督に、元監督の岡田彰布氏(64)が内定したことが26日、分かった。レギュラーシーズン終了後に正式に発表される見通しだ。
キャンプイン前日の1月31日に、矢野燿大監督(53)が今季限りでの退任を表明。次期監督が注目されていたが、2005年にリーグ優勝に導き、在任5年で4度のAクラス入りを果たした同氏に白羽の矢が立った。
2023年、18年ぶりのリーグ優勝を目指す新生タイガースの指揮官が内定した。OBで元監督の岡田彰布氏。在任5年間でAクラス4度、05年にはチームを最後の優勝に導いた手腕に、V奪回を託す。
異例ずくめで幕を開けた今年。キャンプイン前日の1月31日に、就任4年目の矢野監督が今季限りでの退任を表明した。前代未聞の状況で開幕を迎え、そこからリーグワースト記録となる9連敗。1勝15敗1分の勝率・063と、歴史的なつまずきを見せた。
その後、巻き返してオールスター前に借金を完済したが、後半戦もなかなか勝ちきれず、17年連続のV逸が決まった。26日現在、3試合を残して66勝71敗3分の4位タイでシーズンの負け越しも決定。クライマックスシリーズ(CS)出場へ向けて、3位巨人、4位で並ぶ広島と熾烈な争いをしている。
水面下で球団が次期監督を選定する中で、白羽の矢が立ったのが、岡田氏だ。1980年、6球団競合の末に相思相愛が実って、早大からドラフト1位で阪神に入団。1年目から新人王を獲得するなど中心選手として活躍し、85年には球団初の日本一に貢献した。95年にオリックスで引退した後は、オリックスのコーチや阪神の2軍監督などを歴任し、2003年に1軍内野守備走塁コーチへ。
同年に星野仙一監督の下、18年ぶりのリーグ優勝を果たし、04年から阪神の第30代監督に就任した。七回に藤川球児、八回にジェフ・ウィリアムス、九回に久保田智之という勝利の方程式「JFK」を構築。05年にチームを頂点に導いた。
今季の阪神は、ここまでリーグトップのチーム防御率2・70を誇りながら、同ワーストの84失策と永年の課題が解消されず。チーム打率・244も同ワーストタイと得点力不足に悩まされている。ただ佐藤輝や大山、近本、中野ら野手には20代が多く、投手も湯浅や浜地らが急成長。
藤原オーナーが次期監督の理想像として「継承」を掲げてきたように、育成路線は着実な成果を見せている。後はそれをしっかり継承しながら、チームがうまくかみ合えば、必ず頂点にたどり着けるはず。そのために、経験豊富な手腕に託す。
岡田氏の就任が正式決定すれば、〝教え子〟の今岡真訪氏(48)や鳥谷敬氏(41)、現阪神SAの藤川球児氏(42)らの入閣も検討されるとみられる。新生タイガースがもうすぐ、産声を上げる。