あわせて読みたい
FIBA女子W杯 日本代表がカナダに56-70で敗戦…強固なディフェンスを崩せずグループフェーズで2敗目を喫する
https://basketballking.jp/wp-content/uploads/2022/09/image-3-1-768×576.jpeg
9月25日、オーストラリアのシドニーで「FIBA女子ワールドカップ2022」が開催され、女子日本代表(FIBAランキング8位)はグループフェーズ第3戦で、セルビアとフランスを相手に2連勝と勢いに乗るカナダ代表(同4位)と対戦した。
大会初戦のマリ戦に89-56で快勝した日本は、続く第2戦でセルビアに64-69で惜敗。この試合のスターティング5には髙田真希、赤穂ひまわり(ともにデンソーアイリス)、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)とこれまでの2試合同様の3人に加え、宮崎早織と渡嘉敷来夢(ともにENEOSサンフラワーズ)が名を連ねた。
試合は渡嘉敷の3ポイントシュートでスタート。さらに、髙田がフリースローで得点を重ねると、強度の高いディフェンスでカナダを約4分間にわたって無得点に抑える。その後はカナダにバスケットカウントを奪われるなど、一気に同点に追いつかれるが、オコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)が3ポイントを沈めて再び日本がリードする。しかし、オコエと馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)がファウルトラブルに陥ると、カナダに逆転を許す展開に。それでも、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)が髙田のゴール下のシュートを演出すると、自身でもドライブレイアップを決めて存在感を示す。しかし、計6つのターンオーバーを犯した日本は、終盤にかけてカナダのオフェンスを止められず、12-20で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターでは序盤から髙田がレイアップで連続得点を挙げると、東藤も力強いドライブを見せ、日本が追い上げを見せる。さらに、宮崎もドライブレイアップを決めて2点差まで詰め寄るが、カナダに連続6得点を許して再びリードを広げられてしまう。それでも、中盤に平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)が3ポイントを決めると、馬瓜が早い展開からファウルを獲得。フリースローを2本沈めて3点差とするが、直後から前半終了までカナダに13-0のランを作られ、25-41で試合を折り返した。
16点のビハインドで迎えた第3クォーター、宮崎がレイアップを決めると、さらに渡嘉敷のゴール下の得点をアシスト。しかし、カナダのシュート確率が落ちず、ジリジリとリードを広げられる苦しい展開に。それでも、日本は中盤に平下がドライブで得点すると、オコエが連続3ポイントをヒット。さらに、安間志織(UMANA REYER VENEZIA)のスティールから平下が速攻で追加点を挙げ、日本が追い上げるを見せる。しかし、終盤はカナダの強固なディフェンスを崩せず、39-61とリードを拡大されて最終クォーターへ。
勝負の第4クォーター、開始から馬瓜がドライブレイアップを決めると、髙田が自身のスティールから速攻レイアップでバスケットカウントを沈める。さらに平下もレイアップで追加点を奪うが、カナダは強度の高いディフェンスを保ち、大きく点差を詰めるには至らない。中盤に赤穂が3ポイントを決めると、終盤には馬瓜のレイアップや赤穂と山本のバスケットカウントなど、最後まで奮闘する日本。それでも、最後は56-70で敗戦した。
1勝2敗となった日本は、髙田が11得点3スティール、オコエが3本の3ポイントを決めて9得点、平下が9得点、馬瓜が6得点、渡嘉敷と山本が5得点、赤穂が5得点6リバウンドをマーク。チーム全体での3ポイント成功率は35本中6本成功の17.1パーセントにとどまった。
日本は次戦でフランス代表(同6位)とのグループフェーズ第4戦に臨む。注目の一戦は26日の15時00分からティップオフだ。
■試合結果
日本 56-70 カナダ
JPN |12|13|14|17|=56
CAN|20|21|20|9|=70