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ヤンキース・ジャッジ61号ならず 全米中継局ESPNはボンズら“ステロイド組”ゲスト登場に強烈な皮肉
◇25日(日本時間26日)MLB ヤンキース2―0レッドソックス(ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は、レッドソックス戦で2打数1安打(二塁打)、1四球。6回終了後に96分間の中断を経て雨天コールドとなり、1961年ヤンキースのロジャー・マリスに並ぶア・リーグ記録の61号は5試合連続でお預けとなった。
“豪華ゲスト陣”に、大荒れとなった。米スポーツ専門局ESPN2は、ヤンキース専属のマイケル・ケイ・アナウンサーと“A―ロッド”ことアレックス・ロドリゲス元遊撃手がホストを務める番組『ケイ・ロッド』に、ゲストとしてロジャー・クレメンス元投手とバリー・ボンズ元外野手が登場した。通算762本塁打とシーズン73発はメジャー記録のボンズ、通算696本塁打のA―ロッド、通算354勝のクレメンスは、いずれも筋力増強剤ステロイドを使用したとされる。
試合を中継したESPN局のラベッチ実況は「面白い面々をゲストに集めたものです。拍手ものですね。野球の歴史はボンズ、A―ロッド、クレメンス抜きには語れません。この連中はみんな同じ穴のむじなです」と、強烈に皮肉った。
これを受け、デビッド・コーン解説者が「”ステロイド時代”があったからこそ、ジャッジの記録挑戦は唯一無二で、非常に偉大なんだ」と加えると、同実況は「同感です。多くの野球ファンは『ジャッジがマリスの61発を抜けば、真の本塁打記録だ』と言っています。ステロイドの記録はアスタリスク(“注釈付き”を意味する記号『*』)を付けるべきです」と断罪した。
コーン解説者は「私もアスタリスクを付けるのに賛成だ」と同意。相方のエドゥアルド・ペレス解説者も「あの連中が他の選手たちから仕事を奪ったのは間違いない。いくつかの記録に泥を塗ったのも間違いない。しかもやっかいなのは、あの時代は(ステロイド使用者は)あの連中だけじゃなかったことだ」と嘆いた。
中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/71d4815fda138e2396bdac5d48fe2eaf72f8bb46