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【韓国】 南太平洋の海底で絶叫する慰安婦少女の遺骨…韓国の悲劇を世界に知らせた画家・富山妙子回顧展
▲「南太平洋の海底で」 (1985)全体(別ソース:imagination without borders 「海の記憶」)
アンカー:光州(クァンジュ)民主抗争、従軍慰安婦、徴用労働者。日帝と軍事独裁政権の蛮行を描いてきた画家は他でもない日本の実践主義画家「富山妙子」です。韓国の悲劇を知らせることを使命として受け入れたみなエコ作家の作品世界をチョン・ドンヒョク記者が取材しました。
レポート:日の光一つささない海の中。日本軍慰安婦に引きずられて行った少女の遺骨が海の中で絶叫します。日本画家、富山妙子の1985年の作品、「南太平洋海底で」です。油絵で描かれたこの作品は恨の漂う声と音楽を加えたデジタル バージョン「海の記憶」で再誕生しました。
「わが国を侵略して私の青春を踏みにじって私の人生を奪った日本軍!」
[ユン・ヒョンジン/延世(ヨンセ)大博物館学芸員]「(デジタル作品を)直接持って世界のあちこちを通いながら我が国の状況や歴史的問題について知らせる役割をされたといいます。」
観客を待つ代わりに直接訪ねて行って実践主義美術の巨匠と認められた富山妙子は、慰安婦を賛える作品以前から韓国の弱者らと共にしました。
1970年代にはキム・ジハ詩人など独裁政権に反対した良心犯の釈放運動に積極的に参加して入国禁止にあい、1980年代には光州(クァンジュ)抗争に対する作品を作る「使命」を悟ったと話します。
[富山妙子]「私が描いた光州抗争ポスターがドイツでカレンダーになり、韓国に送られてきて、教会でひそかに回し見したと聞きました。その時、私はやらなきゃならないテーマに出会ったと感じました。」
こうして光州の悲劇を入れた作品、「光州のピエタ」「民衆の力」などが誕生し、壁から人々が飛び出す独特の展示方法で光州市民を応援しました。
その他にも日本刑務所で獄死した詩人ユン・ドンジュ(尹東柱)に献呈した「壁の中の怨恨」、日帝強制徴用労働者を線太いリトグラフで残して日本政府が冷遇してきた歴史の真実を知らせた富山妙子。
[富山妙子]「韓国という言葉を聞くだけで心がいっぱいになります。韓国は私の第2の故郷です。」
今年で百才を迎えた画家の回顧展が海の彼方、韓国で開かれています。
MBCニュース チョン・ドンヒョクです。
MBCニュース(韓国語)
https://imnews.imbc.com/replay/2021/nwtoday/article/6139477_34943.html
関連動画:YouTube<‘1百才’日本画家が知らせた…慰安婦・光州の悲劇>
「私の国を奪い、私の青春を踏みにじり、私の命を奪った日本」の部分から
https://youtu.be/cFMzZnmSdDc?t=41