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緑広がる自然豊かな地域では、猫と巨大ネズミが仲良く戯れているようだ。この巨大ネズミは南米原産の「ヌートリア」で、胴体の長さは猫とほぼ同サイズ。
日本では特定外来種だが、海外ではペットとして飼っているお宅もある。この家では赤ちゃんの時からヌートリアの「ソーニャ」を飼っており、猫や他の動物たちと一緒に暮らしている。
ソーニャは猫の「マルキーサ」が大好きだ。後をくっついてきてはじゃれつき、マルキーサに羽交い絞めにされながらも、グルーミングを待っているのだ。ネズミというよりは猫化が加速してしまったようである。
昨年ここで生まれたヌートリアのソーニャは、猫たちや、他の動物たちに囲まれながら大自然の中で楽しく暮らしている。
ソーニャは猫たちが好きで、特にマルキーサが大好きだ。草の上にいるマルキーサを見つけるとドコドコと駆け寄ってきて遊んでもらおうとする。
マルキーサも猫らしい攻撃(じゃれつき)をしつつも、ペロペロとグルーミングしてあげている。
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なんだかんだで2匹は仲がいいのだ。
日本では特定外来種に指定されているので飼えない
南米原産のヌートリアは半水生で川を泳ぐのも得意。日本では第二次世界大戦がはじまると同時に、兵士の軍服の毛皮として、また食料として使用するために、大量に輸入され。
ところが野生化したヌートリアが増えすぎてしまい、農作物を荒らす被害が相次ぎ、2005年に特定外来生物に指定されてしまったという経緯がある。
驚くべき繁殖力で個体数を増加させており、生態系への影響や、堤防破壊などが懸念されているそうだ。
おっとりしていて、カピバラに似たところもあるヌートリアは、賢いし、感情豊かで懐こいところもあるが、日本では飼育することはできない。
かつては日本の「救世主」として勝手に連れてこられたのに、今では「害獣」として駆除対象になっているヌートリアの気持ちを思うと、ちょっと気の毒になってくる。なんとか共生の道はないものかと、研究者たちも真剣にこの問題に取り組んでいるそうだ。
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そんな感情豊かなヌートリアのソーニャは、マルキーサが他の猫をグルーミングしているとやきもちをやいて間に入って来るそうだ。