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安倍元首相の国葬支持する三浦瑠璃氏、的外れ発言連発で「反対派を逆アシスト」の皮肉
7月8日、銃撃により命を落とした安倍晋三元首相(享年67)。同月22日には早々に国葬を開催することが決まったが、それ以降、三浦瑠麗氏(41)の発言が注目を集めるようになった。
「国際政治学者という肩書を掲げる三浦氏は、『最大の功績は長期安定政権を実現したこと』『安全保障などの実績は政権の安定なしには実現しなかった』と安倍元首相を評価しています。’19年の『桜を見る会』にも参加しており、安倍元首相が亡くなった際には《政治家として華のある、優しい方でした》とツイートしています」(全国紙記者)
いっぽう三浦氏は、“安倍元首相のお友達”と揶揄されることも。
「『桜を見る会』の前夜祭で、安倍元首相の後援会が会場となったホテルにお金を支払っていたのではという疑惑が’19年5月に浮上しました。もしそうならば、政治資金規正法に抵触する可能性があります。
そして疑惑の影響で’20年以降、『桜を見る会』の開催は中止に。すると、三浦氏はTwitterで《桜を見る会が中止に。おそらく「国民感情」への配慮。時の権力者が催す宴には「なぜあいつが呼ばれた」になりがち》と指摘したのです。これに対し、“論点ずらし”との批判が相次いでいました。
また’20年4月、アベノマスクへの非難が止まないなかで《中高年男性中心の政権が、がんばって各家庭に対する想像力や蟻の視点を持とうとしているのだから、叩くんじゃなくて、こんなことがしてほしい、あんなことがしてほしいっていうチャンスだと思うな》とTwitterで擁護したこともありました」(前出・全国紙記者)
■増え続ける“的外れ”という批判
そんな三浦氏はこれまで、国葬について賛成の立場を取り続けてきた。
7月16日、Twitterに《個人的感情だけでなく、国家という存在を重んじるものとして国葬に賛成したい》と綴り、安倍元首相の国葬に賛成を示している。そして7月31日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、こう語っている。
「日本で少し私が憂慮するのは、天皇陛下の国葬は当然だと、これはもう“たいもの礼”だと。天皇陛下という方は国民のために祈っていただいている、本当にプライバシーを自己犠牲している。だから権威は認めるけど、民主主義で選んだ総理大臣に対して、毀誉褒貶もあろうだけれども、政治はダメってのは民主的にはおかしいと思っているんです」
当時、“たいもの礼”は「大喪の礼」の言い間違いではとの指摘が相次いだ。しかし、それ以上に「天皇陛下の国葬は行われるのに、安倍元総理の国葬はダメというのはおかしい」という三浦氏の持論に対して《天皇陛下と首相を同様の位置づけで語るとは》といった批判の声が相次いだ。
また9月9日、立憲民主党の蓮舫議員(54)らが国葬の案内状をTwitterにアップ。「欠席」を表明していた。すると三浦氏はTwitterで《個々の議員が自分宛の招待状の写真をアップして欠席を表明するのは、はしたなく見えるのでやめた方がいいと思いますよ。余計なお世話ですが。ほんとにそんなことしても票は増えませんよ》と綴っていた。
「蓮舫議員らは、政府が安倍元首相の国葬を議論もしないまま強行することについて『国会を軽視している』と反発しています。そのため、『票は増えない』と三浦氏が揶揄したことに《どっちがはしたない》《この方達は、自分の意志を表明してるだけだと思います》と厳しい声が上がっていました」(前出・全国紙記者)
このように三浦氏が国葬について言及すればするほど、逆に“的外れ”といった批判の声が増え続ける事態となっているのだ。
■三浦氏の炎上が“国葬反対”の意見を強化することに
そんななか9月20日、彼女は新たな火種を撒いた。イギリスのエリザベス女王が亡くなったことに触れ、Twitterにこう投稿したのだ。
《女王が亡くなったときの国葬と、国に功績があった方の国葬では、英国でも国内の受け止めや儀式の厳かさは当然違う。そんなことは当たり前だが、戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかったので参照地点を海外に求めがち》
しかし、この日英の国葬を比較した投稿も物議を醸すことに。《その「人を悼むことを考えて来なかった日本人」が、国会審議も無くスパッと閣議決定したのが今回の国葬なわけですが…》《終戦記念日も多くの震災も「人の死を悲しみ嘆くこと」はしてきていると思うのですか、日本人が考えてこなかったのでしょうか?》と疑問視する声が相次いでいる。
「三浦氏が国葬に関連する発言をするたびに、異論を唱える声はどんどん大きくなってきています。結果として、“国葬反対”という意見がますます強まることになっているのです。三浦氏本人は国葬に賛成していますが、結果的に反対派を“逆アシスト”する形となっています」(前出・全国紙記者)
国葬当日まで1週間を切った。三浦氏の“逆アシスト”はさらに飛び出すのだろうか。
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