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交際女性との“中絶トラブル”が発覚した、巨人の坂本勇人。9月10日に「文春オンライン」が報じて以来、ネット上では坂本の非道なおこないを非難する声が渦巻いているが、テレビや新聞などのメディアでは、相変わらず“完全スルー”状態が続いている。
「巨人に対する“忖度”そのものですよ。『文春オンライン』は9月17日、それを裏づけるメッセージを報じています。全国ネットで放送されているワイドショーのスタッフが、グループチャットに流したもので、坂本選手のネタは取り扱いNG、扱ったら、長嶋茂雄さんの情報を渡さないと巨人の広報が言っている、というものです。
長嶋さんは9月6日に病院に救急搬送されており、その後についての情報は、マスコミとしてはどうしてもほしいところ。そんななかで、坂本の報道が出た。テレビや新聞にしてみれば、自分のところだけ長嶋さんのネタがない『特オチ』という状況だけはなんとしても避けたい。それをわかったうえで、巨人がプレッシャーをかけてきたわけです」(スポーツライター)
巨人のやり口には閉口するが、それに従うテレビや新聞もいかがなものか。
「クライマックスシリーズ進出をかけて、ギリギリの戦いをしている巨人にとって、坂本に抜けられるわけにはいかない。だから、今は会見もさせず、処分もなし。何より示談も済んでいる、というのが巨人のスタンスでしょう。
しかし、それだけではないはずです。原辰徳監督はじめ、二岡智宏二軍監督、阿部慎之助コーチ、元木大介コーチと、女性のスキャンダルで世間を賑わせたメンツが巨人の指導陣にずらりと並んでいるわけですから。坂本を処分したらしたで、『監督、コーチだってやっただろ』と批判されているのは目に見えています」(前出・スポーツライター)
二岡は2008年、キャスターの山本モナとの不倫が発覚。シーズン終了後に、日本ハムへトレードされている。阿部は2012年に、グラビアアイドル小泉麻耶との不倫密会をスッパ抜かれている。元木はタレント時代の2011年、テレビで共演していたタレント神戸蘭子との密会が報じられた。
しかし、もっとも大きなスキャンダルに関わったのは、こともあろうに原監督だ。2012年、「週刊文春」に、過去の女性問題で元暴力団員に1億円を支払ったことが報じられたのだ。相手が反社会的勢力だけに、野球協約に抵触、球界から追放されかねない大スキャンダルだったが、なぜかコミッショナーはだんまりを決め込み、うやむやになってしまったのである。
ネット上には厳しい声があふれている。
《巨人のこういう隠ぺい体質は昔から全然変わってない。空白の1日もそうだけどやり方が汚い》
《人気、実力があればお咎めなしというチームはどうなんだ?プロに憧れる子ども達のためにもしっかりしてくれ》
《「紳士たれ」を標榜する球団?聞いて呆れる》
球界きってのスター、球界一の人気球団。これでいいのか――。