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エンゼルス・大谷の代理人バレロ氏を本紙直撃 WBC出場は「全面的に支持」 選出時は1次R前に合流へ
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が初出場に意欲を見せている来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、マネジメント会社「CAA(クリエーティブ・アーティスツ・エージェンシー)」の代理人ネズ・バレロ氏(59)が、大谷の意向を全面支持する考えを示した。同氏のWBCに関する言及は初めてで、選出された際の合流時期についても語った。
大谷はWBCに出場するのか、否か――。大谷本人が今夏のオールスター戦前日会見で「出たい気持ちはもちろんある」と意欲を示し、ペリー・ミナシアンGMら球団首脳が容認の姿勢を見せる中、実現への「最大のキーマン」が口を開いた。
大谷の代理人事務所「CAAスポーツ」のネズ・バレロ氏は「翔平はWBCでプレーしたいという気持ちがある。私は全面的に支持する」ときっぱり。今オフで2年契約が終了し、契約延長交渉なども控えているだけに、バレロ氏にとっても大事な時期となるが「翔平の決断次第。私としては何の問題もない」とし、一枚岩で臨む覚悟だ。
選出された場合の調整スケジュールも既に計画が練られている。侍ジャパンは来年2月中旬から宮崎で強化合宿を予定しているが、バレロ氏は大谷とエ軍の契約の一端に触れ「翔平はエンゼルスと一緒にキャンプ地で練習しなければならない義務を負っている」と説明。宮崎合宿から参加した06、09年大会のイチロー、松坂らとは異なり、3月初旬の強化試合から合流した17年の青木(当時アストロズ、現ヤクルト)がモデルケースとなりそうだ。
エ軍は他のメジャー球団同様、来年の2月中旬にキャンプイン予定で、オープン戦の開幕は25日(日本時間26日)のマリナーズ戦となる。青木同様にオープン戦出場を数試合こなしてから合流するとみられ、「(3月9日からの)1次ラウンドが始まる前に日本に向かうと思うが、具体的な日程は未定」とバレロ氏。その他にも投打二刀流の調整含め、対応すべき課題はあり、「WBCに出場するのであれば、翔平は(通常より)先回りして準備することになるだろう」と語った。
一方で、8月下旬にアート・モレノ・オーナーがエ軍売却の方針を示したことで、23年オフにFAとなる大谷の去就は今まで以上に見通しが立てづらくなっている。オフに移籍した選手は、新たな環境に慣れるため参加を断念するケースも多い。バレロ氏は「もし翔平がWBCに出ないと決断すれば、私はそれも支持する。翔平が何をしようと私はそれを全面的に支持する」と繰り返し強調した。(柳原 直之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/037e4141f1efebb26aecb4194991883ada97e5d7