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【山神エフェクト】旧統一教会の「宗教2世問題」「虐待」に声上げ始める 署名賛同者、2年前100人→銃撃事件後6万3000人 【反社カルトを法で裁けるか?】
1: 蚤の市 ★ 2022/09/21(水) 08:08:39.82 ID:EZqiBY8j9
安倍晋三元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者は、「母親が破産するほど旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に献金し、人生を破壊された」などと供述した。同様に旧統一教会を含む宗教に入信した親のもとで「宗教2世」として育てられたことで、一般社会と隔絶した価値観や人間関係、金銭的困窮に悩む人たちは多い。親が子に信仰を強制するのは「宗教虐待」だとし、法規制を求める声を上げ始めた宗教2世たちの思いとは。(特別報道部・山田祐一郎、宮畑譲)
◆宗教の名の下に子どもの人権が蹂躙されている
「宗教2世に信教の自由を」。両親が旧統一教会の信者で20代の高橋みゆきさん(仮名)が署名サイト「Change.org」で活動を開始したのは、安倍元首相銃撃事件が発生した翌日の7月9日。7万5000人が目標の署名は現在、約6万3000人に達した。
「生まれたときから価値観を刷り込まれて苦しんでいる。宗教を信じる親を持つ子どもには、信教の自由がない。旧統一教会だけではなく、他のカルト宗教の2世も同じ悩みを抱えている」と活動の理由を説明する。
宗教の名の下に子どもの人権が蹂躙されていると訴える高橋さん。生まれる前から両親が入信していた「祝福2世」で、物心ついた頃から家にはいくつも壺があり、教会に通っていた。教団では、自由恋愛による結婚が認められていないため、「教団によってお付き合いしていたパートナーと無理やり別れさせられた」との経験を明かし、「結局、教団が決めた信者と結婚して抜け出せなくなる仕組みだ」と話す。
「教えを心の底から信じたことは一度もありません」。幼少時、教会は友だちと遊べる「居心地のいい場所」だったが、思春期に世間や自分の将来などについて考えるようになり、違和感を覚えた。
◆「恋愛結婚するなら一家心中」、ストーカー化する親も
「教義では『家庭平和』などきれいなことを言っているが、実際は全然違う」。願いをかなえるためとして献金を求められる実態があり、「お金を払えば世界が平和になるのか。恋愛をすれば『地獄に行く』と言われる。人の心を傷つける行為や詐欺まがいの献金が教義と結び付かず、受け入れられなかった」。悪い霊をはらうため、歌いながら自身の体をたたく「役事」と呼ばれる儀式も「本当に異様な光景。科学的根拠もなく、空気感自体がおかしい」と本音を漏らす。
署名を始め、ツイッターなどで同じ境遇の2世から声が寄せられている。恋愛について、「『恋愛結婚をするなら一家心中する』と親に言われたり、ストーカー化して監視する親もいる。耐えきれずに親と絶縁した人もいる」と話す。また、教団から離れて恋愛結婚した人も「幼少期の刷り込みが抜けず『地獄に行くんじゃないか』とおびえる人が本当にいるんです」と問題の根深さを強調する。
◆「宗教虐待」の救済体制作りを
旧統一教会や他のカルト宗教の2世を巡る実態が「宗教虐待」だと訴える。「児童が宗教を理由に行政や児童相談所に相談しても門前払いされる。他の虐待と同じ基準を満たすのであれば、虐待として扱われるべきだ」。署名を関係省庁に提出し、まずは現行の児童虐待防止法などで救済できる体制作りを求める。さらに、カルト宗教が組織的に行う虐待行為を規制するよう法整備を働きかけていくつもりだ。
教団の田中富広会長は8月10日の会見で、霊感商法や高額献金、合同結婚式について批判が集まる現状が「信教の自由に反する」と訴え、活動に問題がないことをアピールした。特に、霊感商法については「過去においても現在も当法人が行ったことはない」と強調。高橋さんは「なぜあんなことが言えるのか理解できない」と不信感を強める。
◆宗教の名の下に子どもの人権が蹂躙されている
「宗教2世に信教の自由を」。両親が旧統一教会の信者で20代の高橋みゆきさん(仮名)が署名サイト「Change.org」で活動を開始したのは、安倍元首相銃撃事件が発生した翌日の7月9日。7万5000人が目標の署名は現在、約6万3000人に達した。
「生まれたときから価値観を刷り込まれて苦しんでいる。宗教を信じる親を持つ子どもには、信教の自由がない。旧統一教会だけではなく、他のカルト宗教の2世も同じ悩みを抱えている」と活動の理由を説明する。
宗教の名の下に子どもの人権が蹂躙されていると訴える高橋さん。生まれる前から両親が入信していた「祝福2世」で、物心ついた頃から家にはいくつも壺があり、教会に通っていた。教団では、自由恋愛による結婚が認められていないため、「教団によってお付き合いしていたパートナーと無理やり別れさせられた」との経験を明かし、「結局、教団が決めた信者と結婚して抜け出せなくなる仕組みだ」と話す。
「教えを心の底から信じたことは一度もありません」。幼少時、教会は友だちと遊べる「居心地のいい場所」だったが、思春期に世間や自分の将来などについて考えるようになり、違和感を覚えた。
◆「恋愛結婚するなら一家心中」、ストーカー化する親も
「教義では『家庭平和』などきれいなことを言っているが、実際は全然違う」。願いをかなえるためとして献金を求められる実態があり、「お金を払えば世界が平和になるのか。恋愛をすれば『地獄に行く』と言われる。人の心を傷つける行為や詐欺まがいの献金が教義と結び付かず、受け入れられなかった」。悪い霊をはらうため、歌いながら自身の体をたたく「役事」と呼ばれる儀式も「本当に異様な光景。科学的根拠もなく、空気感自体がおかしい」と本音を漏らす。
署名を始め、ツイッターなどで同じ境遇の2世から声が寄せられている。恋愛について、「『恋愛結婚をするなら一家心中する』と親に言われたり、ストーカー化して監視する親もいる。耐えきれずに親と絶縁した人もいる」と話す。また、教団から離れて恋愛結婚した人も「幼少期の刷り込みが抜けず『地獄に行くんじゃないか』とおびえる人が本当にいるんです」と問題の根深さを強調する。
◆「宗教虐待」の救済体制作りを
旧統一教会や他のカルト宗教の2世を巡る実態が「宗教虐待」だと訴える。「児童が宗教を理由に行政や児童相談所に相談しても門前払いされる。他の虐待と同じ基準を満たすのであれば、虐待として扱われるべきだ」。署名を関係省庁に提出し、まずは現行の児童虐待防止法などで救済できる体制作りを求める。さらに、カルト宗教が組織的に行う虐待行為を規制するよう法整備を働きかけていくつもりだ。
教団の田中富広会長は8月10日の会見で、霊感商法や高額献金、合同結婚式について批判が集まる現状が「信教の自由に反する」と訴え、活動に問題がないことをアピールした。特に、霊感商法については「過去においても現在も当法人が行ったことはない」と強調。高橋さんは「なぜあんなことが言えるのか理解できない」と不信感を強める。
東京新聞 2022年9月21日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/203687
<p style=”color:gray;text-align:right;”>引用元: <a href=”https://ift.tt/R9saAgj” target=”_blank”>・旧統一教会の「宗教2世」「虐待」に声上げ始める 署名賛同者、2年前100人→銃撃事件後6万3000人 [蚤の市★]</a></p>
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