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パドレス・ダルビッシュ 6回1安打無失点、5連勝で15勝目 日本での勝利数超えるメジャー通算94勝目
ナ・リーグ パドレス6-1ダイヤモンドバックス ( 2022年9月18日 フェニックス )
ダイヤモンドバックス戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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パドレスのダルビッシュ有投手(36)が18日(日本時間19日)のダイヤモンドバックス戦に先発。6回1安打無失点、8奪三振と抜群の安定感を見せつけ、自身5連勝で15勝目をマーク。メジャー通算94勝目となり、日本でマークした93勝を超えた。
盤石の投球だった。2点のリードをもらって上がった初回のマウンド。先頭のロハスに11球粘られながらも、落ち着いて二飛に仕留めると、続く2、3番打者はともに見逃し三振。「2番目のバッターから真っすぐがよかったです。フォーム的にもよくなってきて、それで試合中ずっと真っすぐで、ずっと押していけた」。初回でリズムをつかんだ。球威抜群の直球を軸に、多彩な変化球を効果的に交え、着実に回を重ねた。
最大のピンチも冷静にしのいだ。4-0の5回1死、マルテに四球を与え、この日初めて塁上に走者を背負うと次打者・キャロルには初安打を許して一、二塁。2死後、自らの失策で満塁とピンチを広げたが、本塁は踏ませなかった。ペルドモにはフルカウントから3球ファウルで粘られたが、最後はスライダーで見逃し三振。6回は確実に3者凡退で締め、役目を終えた。
安定感はメジャーでも群を抜く。28度目の先発登板で、21試合連続6イニング以上を投球。23度目のクオリティ・スタート(6イニング以上、自責3以下)はリーグトップで、メジャー全体でも2位に位置する。この日の好投で防御率も3・05にまで下げた。
チームは激しいワイルドカード争いを繰り広げており、負けられない試合は続く。「自分ができることはちゃんと打者の傾向を理解して、ブルペンで自分の調子を見極めて、照らし合わせて、どうしていくかってこと。正直、そこを考えてしまうとそっちに集中できなくなってしまうので」。自然体で与えられた任務を遂行する。結果はあくまでもその先にある。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/09/19/kiji/20220919s00001007241000c.html
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