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阪神 湯浅京己“隠し球”カットボール解禁していた「最優秀中継ぎも新人王も取りたい」
最優秀中継ぎ賞と新人王のダブルタイトルを狙う阪神湯浅京己投手(23)が、“隠し球”のカットボールを解禁したことを明かした。12日の甲子園での中日戦。阿部の打席の2球目に投じた138キロがそれで、中飛に仕留めた。「今年初解禁です」。これまで直球とフォークを軸に、スライダーを投げていたが「横の速い変化球をずっと求めていた」。梅野、坂本には事前に「余裕がある時に投げたい」と伝えていたという。
「阿部さんって、ああいう半速球を打つのがうまい打者だと思うんですけど、自分的には投げていて『使えるんじゃないかな』っていう感覚はある。(今後も)使える時は使いたい」と手応えは十分だ。
23試合連続0封中で、41ホールドポイントは中日ロドリゲスに2差をつけてトップ。巨人大勢らと新人王を争う。「最優秀中継ぎも新人王も取りたい。残り6試合、投げた試合は全部ゼロで抑える気持ちで投げようと思います」。新たな武器を引っさげ、CS進出とタイトルを3重取りする。
○…中野が反省の守備練習を行った。甲子園の室内練習場で、コーチのアドバイスを受けながら送球動作を確認。18日のヤクルト戦で敗戦につながる2失策した場面も映像で振り返ったという。「守備コーチのアドバイスをしっかり踏まえて、悪い点を分かった上で練習すれば、改善していけると思う。次の試合に向けて改善していきながらいい準備をしていきたい」と誓った。
▽阪神井上ヘッドコーチ(練習前に野手陣にゲキ)「「もがきをしよう。プロである以上、勝ちにこだわるところはみんな持とう!」
○…伊藤将が甲子園11連勝と2年連続2桁勝利をかけ、21日の広島戦(甲子園)に先発する。前回14日の対戦で5回3失点など、広島戦は今季3戦未勝利で防御率も7・16とセ対戦別でワースト。だが、CSを争うライバルとの重要な一戦だけに気合十分だ。「野手のおかげで負けがつかなくて(連勝が)継続できている。(21日が自身の)甲子園ラストだと思うので、11連勝できるように頑張りたい」。初の規定投球回にも残り13回1/3。「CSを目指して、2試合しっかり投げたい」と引き締めた。