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スリランカで義務教育に日本語を採用…大臣補佐官が本誌に明言
経済危機が深刻化し、燃料不足や物価高に悩まされてきたスリランカ。7月には事実上の破産状態となり、大統領が国外脱出するなど混乱が続いたが、ウィクラマシンハ新大統領のもとで、国の再生が始まっている。
新政権は、国家再建にあたり一つの大きな決断をした。それは、日本との関係を深めるため、義務教育で日本語を選択できるようにしたのだ。
小学校高学年から始まる「語学」の選択肢に、これまでの英語・タミル語・シンハラ語に加え、新たに日本語が加わる。国をあげての義務教育の導入は、世界で初めてという。8月8日に閣僚会議で決定しており、今後、なるべく早い実現を目指して作業が始まる。
安倍晋三元首相の国葬に参列する新大統領のため、現在、日本で下準備をしている同国の労働大臣補佐官、兼、観光大臣補佐官のぺレラ・ルワン氏に話を聞いた。ルワン氏は、政府見解ではなく、個人の見解だとしたうえで、本誌の取材に応じた。
――なぜ日本語が義務教育の選択肢に入ったのでしょうか?
「長年にわたる日本からのODA支援のおかげで、私たちにとって日本という存在はとても大きなものです。学校では、日本の文化や柔道などを教えており、国民は日本に親近感を抱いています。ですから、日本語の採用自体は特に違和感のない政策なのです。
義務教育に日本語を採り入れることはすでに決定事項となっていますが、いま労働大臣が計画しているのは、学校で日本語を学べない人たちに向け、地域のお寺などで日本語を教えるプロジェクトです」
(略)
投稿日:2022.09.17 06:00FLASH編集部
https://smart-flash.jp/sociopolitics/201319