【特集】 甲子園でタバコを吸った「喫煙者」は、なぜ「ここで吸うな」と言われてもわからなかったのか

【特集】 甲子園でタバコを吸った「喫煙者」は、なぜ「ここで吸うな」と言われてもわからなかったのか

【特集】 甲子園でタバコを吸った「喫煙者」は、なぜ「ここで吸うな」と言われてもわからなかったのか

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1: 風吹けば名無し 2022/09/17(土) 17:07:23.34 ID:r7K4tQAl9
石田雅彦ライター、編集者

9/14(水) 10:31

 母校の高校野球の応援に行った甲子園で喫煙していた熊本県議会の議員が問題になっている。喫煙者の多くはルールを守っているようだが、一部の喫煙者にとってルールなど無きに等しいものだったりする。なぜ彼らは禁じられている場所でタバコを吸ってしまうのだろうか。

タバコのニコチンには強い依存性がある

 タバコ製品に含まれるニコチンは、強い依存性のある薬物だ。タバコを吸うと口の中に入った時点からニコチンが急速に吸収され、全身の臓器へ行き渡り、脳へは10秒という速度で到達する(※1)。
 米国の疫学調査によれば、アルコール、、コカイン、ニコチンの中でニコチンが、最も依存性が強かった(※2)。これまでの研究によれば、ニコチンは脳の大脳辺縁系にあるドーパミンの報酬メカニズムに作用して依存性を高めると考えられている(※3)。
 だが、タバコ会社はニコチンには強い依存性はないと主張する。また、受動喫煙の害について、JT(日本たばこ産業)は受動喫煙防止を定めた改正健康増進法が施行された今でも公式に認めていない。
 禁煙をしたことのある喫煙者なら、即座にこういったタバコ会社の主張が欺瞞にあふれたものとわかるだろう。なぜなら、ニコチン切れによる精神や身体への影響は、落ち着きを失ったり不安になったり注意力が散漫になったり、非常に苦しいものだからだ。
 これまでの研究によれば、ニコチン切れの苦しさが強いほどニコチン依存度が強い(※4)。また、せっかく禁煙してもニコチン依存度が強いほど喫煙を再開してしまうことがわかっている(※5)。

衝動的な行動が増えたり不安になったり

 吸い殻のポイ捨て問題も喫煙所の受動喫煙問題も同じだが、喫煙者の中にはルールを守らず、周囲に迷惑をかける者がいる。喫煙やポイ捨てを注意されただけで逆上し、注意した相手を殴ったり首を絞めたりする行動との関係も無視できない。
 彼らはルールを守っている喫煙者にとっても迷惑な存在だが、タバコに含まれるニコチンなどの有害物質が、喫煙者の脳へ作用し、認知機能などに悪影響をおよぼしたり、衝動的な言動に走らせてしまうなどが起きるようだ。
 これまでニコチンは、否定的な感情より肯定的な感情を呼び起こし、怒りや恐れ、恥などを抑える作用があると考えられてきた(※6)。
 だが、思春期や青年期の脳が高度に発達する時期にニコチンが供給されると、報酬系などをつかさどるドーパミン受容体に影響をおよぼし、情動反応などの成熟度を変化させ、その結果、学習能力の成長を阻害したり、社会的な不適合などを引き起こす恐れのあることがわかっている(※7)。
 喫煙は衝動的な行動の増加や注意力の低下に関係し、うつや不安など、成人になってからの脳の機能に影響をおよぼすようだ。こうしたニコチンによる影響は、女性より男性で強く出てくるとされ、ニコチンが紙巻きタバコと同じくらい入っている加熱式タバコなどの新型タバコにも同じような作用があるという(※8)。
 最近の米国の高校生のリスク行動調査による研究では、喫煙本数が増えてニコチン摂取量が多くなるほど、悲しみや絶望を感じたり自殺未遂をするリスクが高くなる傾向があったという(※9)。この報告をした研究者は、喫煙が身体の健康のみならず、精神的な健康にも悪影響をおよぼし、特に青少年期のヘビースモーカーに対して禁煙サポートなどの支援が必要と強調している。

脳を乗っ取られてしまう恐怖
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20220914-00314946

10: 風吹けば名無し 2022/09/17(土) 17:10:08.28 ID:276q5RVL0
一部が無視してたら意味が無いな

33: 風吹けば名無し 2022/09/17(土) 17:16:44.45 ID:3a2AgYdc0
依存症より別の病気疑った方がいい


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