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「国産化する」の“大嘘”…! 反日不買“大合唱”のウラで、韓国経済の「日本製品依存ぶり」が“ヤバいこと”になっていた…!
コロナ禍の雰囲気も緩み、日韓を行き来できることを喜ぶ報道が多く出ている。
そんな中、韓国政府は10月末までのノービザでの入国許可を発表、周りの日本人からも「やっと気軽に韓国へ行ける」との声が多いが、今後の日本人はしっかり意識しないと行けない。
韓国は政治によって豹変する国だ、と。
2019年8月、文在寅元大統領の「日本に2度と負けない」をスローガンに、韓国は反日、不買運動へと大きく移行した。
スローガンを打ち出した数日後に地下鉄には「NO NO JAPAN」のステッカーが、地下鉄公社(国営)の少なくとも筆者が目撃した地下鉄2号線(ソウルの環状線)には貼られていた。あまりの酷さに日本大使館に連絡したことを覚えている。
ソウル漢江を境にカンナムのほうはそれほどでも無かったが、漢江より北の中区から光化門までは反日、不買の垂れ幕が至る所で掲げられていた。
また2015年の「慰安婦合意」に関しても文在寅は反日を扇動し「慰安婦合意破棄が民意」としながら破棄への動きが見られた。
また第20代大統領候補だった李在明(イ・ジェミョン)氏は京畿道知事時代に戦犯企業ステッカーを制作、役所、学校と公共機関で日本ブランドのすべての事務機器にステッカーを貼る義務を押し付けた。
セクハラ疑惑で自殺した元ソウル市長朴元淳(パク・ウォンスン)氏は、不買のためソウルに入る日本輸入食品に対し過剰な放射能検査をした。結果何も出てこなかったのは言うまでも無いが、声高々と検査を行い思った結果が出なかったことに関しては蚊の鳴くような声で報告した。
その後はご存知の通り国一色が反日、不買という不毛な運動をした結果、現在の日韓関係にある。
「日本頼み」の現実
そうした中で、日本が韓国をホワイト国から外し、輸入が難しくなったフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水をめぐっては、文在寅元大統領は「国産化する」と言い放っていた。
が、現実には何もできていないということをご存じだろうか。
フッ化水素の場合、日本からの輸入額は2019年7月に急減し2020年の輸入額は18年と比べて86%縮小した。ところが、2021年には前年比34%の増加に転じた。今年1~4月も前年同期比30%増加し、輸入額増加の傾向が続いている。
フォトレジストは前年比2桁の伸びが続き、フッ化ポリイミドは輸入額がわずかに減少するにとどまった。
ホワイト国から外されても、韓国メーカーは以前より時間はかかっても通常通り日本から輸入していることを知る韓国人は少ない。文在寅元大統領の「言った者勝ち」なスローガンに扇動され韓国民が騒いだウラで何が起きていたか。
しっかりと現実を見なければ、その“反省”はいかされない。
ヤフーニュース(現代ビジネス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/68cf4d76aaabbd676c7502aa4ec03b499e7acaeb