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米国・大戸屋「ほっけ定食」が4400円超! 円安1ドル143円突破で「海外に行けない」と悲鳴
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2日、市場の心理的節目とされる、1ドル140円をあっさり突破したドル円相場はその後も勢いは止まらず、7日には143円に到達。日米の金利差拡大を背景に、24年ぶりに円安水準を更新した。
ロシアのウクライナ侵攻による原材料高で値上げが相次ぐが、円安ドル高に傾く中、アメリカでの物価高は体感的には日本の比ではないという。
「今ネットで話題なのが、アメリカで人気になっている日本の外食企業のメニュー価格です。和食チェーン大戸屋では、定食の価格が20ドル後半から30ドル前半のレンジでおさまっていて、税金やチップを含めると、1食あたり4000~5000円台になる計算です」(経済ジャーナリスト)
米国の大戸屋のディナーメニューを見ると、日本で980円のしまほっけ定食(4ドルのごはん、味噌汁、漬物の定食セット込み)が31ドル(1ドル143円換算で4433円)、980円の豚ロースかつ定食(日本では「おろしぽん酢で作る 豚のロースかつ定食」)が27ドル(3861円)、600円のざるそば(日本では「せいろそば」)が11ドル(1573円)と、日本に比べるとおよそ2~5倍になっている。
同じく米国に進出し、大戸屋より定食が若干安めのやよい軒でも、ほっけの塩焼き定食が23.5ドル(3361円)、サバの塩焼き定食が19.5ドル(2789円)、しょうが焼き定食が20.5ドル(2932円)という価格だ。
インフレに円安が加わったことで、この夏、久しぶりに海外旅行をした日本人は、近年経験したことのない物価高を味わったという。
■「日本は後進国になった」という声も
吉野家、一風堂、リンガーハット、丸亀製麺、やよい軒、くら寿司など、多くの日本の外..
【日時】2022年09月07日 06:36
【ソース】日刊ゲンダイ