あわせて読みたい
【鬱陵島から竹島は見えんぞ】「日本領土・独島」広報の場と化したオリンピック~平昌の時とは異なる日本の二律背反
今、日本は東京オリンピックの聖火が各地域を回っています。組織委公式ホームページでルートを見ることができる。韓国語ホームページでは日本の47個の地方自治体別に聖火が通る順序が出てくる程度だが、日本語や英文ホームページでは各地方自治体の中での細部、聖火リレー日程まで確認できます。
島根県を見れば隠岐諸島、隠岐の島が聖火リレー区間に含まれました。独島と最も近い日本領土です。隠岐の島は単なる一つの島ではありません。島のあちこちには「竹島(チュクト)」という単語が登場します。彼らが言う竹島、すなわち独島です。竹島を取り戻す、という標語は島のあちこちで簡単に見つけることができます。
さらに「竹島記念館」まであります。記念館内部を見てみましょうか?いくつかの古地図とともに漁夫が海岸で魚を取る写真何枚かで独島は日本領土だと主張します。記念品店には独島の形に作った日本式菓子に日章旗をさして売っています。
隠岐の島を聖火リレールートに選んだこと、全世界を相手に「独島は日本領土」と広報をする意図と解釈される理由です。
オリンピック組織委ホームページに表記された日本領土にも独島が堂々と出ています。去る2019年、事実が知らされて大きく批判が出て、今は消したようですが、詳しく見ればかすかに独島表記が残っています。
このような日本の姿がさらに残念な理由は、これに先立つ平昌(ピョンチャン)オリンピック当時、日本が私たちの朝鮮半島の旗に独島が描かれているとし、スポーツに政治的問題が介入していると問題にしたことです。当時、IOCは独島を朝鮮半島の旗から抜くことを薦め、我が政府はこれを受け入れました。
二律背反的な日本の態度と事実上傍観するIOCもやはり問題という指摘が出る面です。
[ソ・ギョンドク/誠信(ソンシン)女子大教授:日本はその時(平昌オリンピック)、政治的行為と主張したのとは反対に、自国で開かれる東京オリンピックでは薄いけれど独島を表記して政治的行為でない、とするのは話にならない用に思います。持続的に韓国政府だけでなく民間次元でも継続的に抗議して…。]
三国史記と世宗実録地理志など私たちの過去の文献には鬱陵島(ウルルンド)とともに独島に関する記録があります。「今の蔚珍(ウルチン)の正東側の海にある二島、互いに遠くなくて天気がよければ眺めることができる」という具体的内容まで書かれています。
反面、日本は19世紀末、独島に近い島根県側が鬱陵島と独島を該当地方自治体領土に含めて地図に描くかを日本政府に尋ね、政府は二島は日本とは関係ないと答えました。
今、日本の目標は明らかです。独島問題にずっと言及して紛争地域という印象を植え付け国際司法裁判所に引っ張っていって判断を受けるということです。私たちが応じる必要は全くありません。
論理が貧弱なわけではなく、すでに実効支配しているのであえて判断を受ける必要がないということでしょう。腹が立ちますが、静かに合理的対応が必要な時です。
パク・クァンニョル
YTNニュース(韓国語)
https://www.ytn.co.kr/_ln/0104_202103311259363411