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ハチの巣がある場所に導いてくれる鳥がいる
その鳥の名は、ノドグロミツオシエ(キツツキ目ミツオシエ科)。
主にアフリカ大陸に生息する。
アフリカの人々は何世代もの間、ハナバチの巣と蜂蜜を見つけるために、ミツオシエと手を結んできたが、この珍しい親密関係を世界で初めて科学的に分析したとする研究結果が2016年7月21日に発表された。人は煙を使ってハチをおとなしくさせ、蜂蜜を採集する。ミツオシエはその間に、巣の蜜ろうを食べる。
その「連携作業」の裏付けとして、ハンターたちが特定の呼び声を使うと、ミツオシエが人を蜂蜜へ誘導するように促される可能性が大幅に上昇することを確認した。
ミツオシエも人を見つけるために特定の鳴き声を使う。人がこの鳴き声に対して、「ブラララーフン」と音を震わせる高い声と短く低いうなり声を上げる呼び声で応答すると、簡単な言葉や、別種の鳥の鳴き声で応答した場合に比べて、ミツオシエが蜂蜜へと誘導する確率は、はるかに高くなった。