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中国の女性、日本原産シャインマスカットの価格を大幅に抑え販売 中国ネット「苗はどこから持ってきたの?」
中国雲南省でシャインマスカットを栽培している90年代の女性が、日本に比べて大幅に価格を抑えることに成功したと中国紙・人民日報などが31日付で伝えた。
記事は、「92年生まれの女性が6年間の苦労の末に日本で580元(約9800円)で販売されたこともあるシャインマスカットの価格を80元(約1350円)に抑えることに成功した」と伝え、劉晏辰(リウ・イエンチェン)さんの紹介動画を掲載した。
動画では、「中国に伝わって数年、雲南省は“陽光バラ(シャインマスカット)”の主な生産地となった。価格もひと房80元に抑えられ、すでに安価な国産品となっている」などと紹介されており、劉さん本人が「日本ではひと房580元で売られていますが、今では雲南でも自分たちで栽培できるようになりました」と語る様子が映っている。
農業が専門の劉さんは、大学卒業後に起業。数年前にシャインマスカットを食べた際に「本当においしい」「バラのような独特な香りがする」と感じ、気候の良い雲南省でも高品質のブドウが栽培できるはずと思い立ったという。動画では、劉さんの栽培過程での苦労や品質へのこだわりが紹介されている。
これを見た中国のネットユーザーからは、「すごい!」「外見も心も美しい女性だ」「若くして起業し、故郷の経済に貢献。尊敬する」「日本のシャインマスカットは本当においしくて、しかも超高い。一度食べたことがあるけど忘れられないし、自分では買えない」「80元でもやっぱり高くて買えないよ」といった声が寄せられる一方、「苗はどこから持ってきたの?」との疑問の声も。なお、記事や動画では劉さんの苗の入手元については触れられていない。
シャインマスカットをめぐっては、中国や韓国へ無許可で持ち出されて栽培され、東南アジアなどに輸出されていることが問題になっている。今年4月1日には、優良品種の海外流出を阻止することなどを目的とした「改正種苗法」が施行される。栽培地を限定できるようになるほか、違反すると懲役刑や罰金刑が科せられる。(翻訳・編集/北田)
Record China
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