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エンゼルス・大谷翔平、米国で繰り返し浮上するカマラニ・ドゥンとの“恋仲”説とその背景
そんな野球一筋の大谷に浮いた話はない。日本メディアはネタ枯れの時期になると、大谷と元バレーボール日本代表の狩野舞子の“恋仲”説を報じるが、これとて推測記事の域を出ず確証はない。
■米国ではソフトボール界のスーパースターと恋仲説が浮上
海を渡ったアメリカでも大谷との恋仲を繰り返し取り沙汰される女性がいる。米ソフトボール界のスーパースター、カマラニ・ドゥンだ。
▼大谷との2ショットを自らのインスタグラムに投稿するカマラニ
参加国が6カ国と限られたため、東京五輪出場はならなかったが、プエルトリコ代表ソフトボールチームのエースで、2018年8月に千葉県で開催された「世界女子ソフトボール選手権大会」にも出場。強豪・南アフリカを相手に1安打8奪三振で完封という見事な投球を披露している。20年、米国の女子プロ・ソフトボールリーグ「ナショナル・プロ・ファストピッチ(NPF)」でロサンゼルスを拠点とする「カリフォルニア・コモーション」とプロ契約した。
ハワイ州で生まれ、大学進学までハワイで過ごす。10歳頃から競技ソフトボールを始めた。プロのコーチから投球術のレッスンを受けたこともなく、YouTubeからの独学で投球を体得したため当時は「YouTube投手」とも呼ばれた。4年間通ったホノルルのカメハメハ・カパラマ高校ではエース兼キャプテンとしてチームを率い、高校最終年は防御率0.82、86奪三振、7完封を含む11勝1敗の成績を残した。大学1、2年時はカリフォルニア州立大学フレズノ校で投げ、3年の時に西海岸のハーバードとも呼ばれる名門カリフォルニア大学バークレー校に移籍する。
ソフトボール投手のほかに、モデル、女優、慈善活動家としての顔も持つというからその活躍ぶりも八面六臂にわたる。そんな女性なら、大谷の相手に相応しいと単純に考える。しかし、在カリフォルニアの日系3世でアジア系住民に対する「ヘイトクライム(憎悪犯罪)」問題に取り組む、私の友人は「2人が非白人であることに目を向けてほしい」と論じた。
カマラニは土着のハワイ先住民、プエルトリカン、そして中国人を先祖に持つ。米国で生まれ育った彼女がプエルトリコの代表チームに呼ばれたのは、そのプエルトリコの血ゆえだ。カマラニがどのくらい中国人の血を引いているか定かでなくとも、日系、中国系のアメリカ人は彼女を自分たちの仲間の1人として捉えているようだ。
そして、二刀流の大活躍ぶりを見せる大谷の彼女には、「白人でなくアジア系の彼女こそ相応しい」(在ロサンゼルス日系4世)との思いをアジア人コミュニティーは心のどこかで共有している。