あわせて読みたい
高野連会長が日本代表チームのピンチを救う 会見通訳に「緊急登板」
9日(日本時間10日)に米・フロリダ州で開幕する野球の第30回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)。前日の8日、
同州内のホテルで監督会議と記者会見が開かれたが、日本チームが手配していた通訳が、会見前に会場を後に
してしまった。関係者によると、「私の契約は監督会議までだ」と言って帰宅したという。
そこで白羽の矢が立ったのが、チームの団長を務める宝会長だった。京大の名誉教授でもある宝会長は、学会や
講演などで、これまでに世界51カ国を回るなど英語も堪能だ。
チームの状態や目標、初戦の先発投手などについて馬淵史郎監督(66)の思いをしっかり代弁し、「日本は
優勝したことがないので、優勝をめざしたい。この大会に向けて準備してきた」と説明。海外メディアから
「甲子園大会とは?」「メンバー選考の方法は?」などという質問にも冷静に、丁寧に答えていた。
緊急登板を無事に終えると、司会者や大会関係者から賛辞を送られた。京大で硬式野球部の監督を務めた
経験もある宝会長は「野球の質問も多かったので、私でよかったのかもしれませんね」と苦笑い。
馬淵監督も「俺は英語はさっぱり。会長がおらんかったら、大変なことになっとった。助かりました」とほっとした
表情を浮かべていた。
監督会議では投球数制限の内容を確認し、投球数が50~104球なら中1日、105球以上なら中4日の休養が
必要になる。予告先発も採用される。日本はイタリアとの初戦に、生盛亜勇太(あゆた)(沖縄・興南)が先発する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0125d7364cb9bc9a072d17af21b435c93c769417