知ってた?コンニャクの黒いツブツブの正体

知ってた?コンニャクの黒いツブツブの正体

知ってた?コンニャクの黒いツブツブの正体

👉低カロリーで食物繊維たっぷり、ダイエットにもぴったりの“こんにゃく”は、古くから日本で親しまれてきた伝統の食べ物。

🤔日本でしか食べられていないイメージがありますが、現在世界中から注目を集めており、イタリアでは主食のパスタにも使われているそう。さて、そんなこんにゃくに見える中のブツブツはナニ?

🤔コンニャクの黒いツブツブは何か?
一般的な「コンニャク」は全体的に黒っぽい色をしていて、中に黒いツブツブが入ったものが多く見られる。
👉このツブツブは「ヒジキなどの海藻」である。
コンニャクとは、サトイモ科の植物の名前であり、その植物の茎が肥大化した球茎(きゅうけい)が「コンニャク芋」と呼ばれる。
このコンニャク芋に含まれる主成分のグルコマンナン(別名:コンニャクマンナン)という多糖を抽出して、アルカリ液を用いて凝固させたものが食品のコンニャクである。
また、食品のコンニャクのうち、四角形の板状のものを「板コンニャク」、包丁などで細長く切ったものを「糸コンニャク」と呼ぶ。
そして、食品のコンニャクは固める際にヒジキなどの海藻の粉末を加えて黒くしている。コンニャクに含まれる黒いツブツブの正体はこのヒジキなどの海藻である。
実は食品のコンニャクは海藻の粉末を入れないと黒っぽい色ではなく白色になる。
細い糸状のコンニャク「しらたき(白滝)」が白色で色がついてないのは海藻の粉末が入っていないためである。
板コンニャクにヒジキなどの海藻の粉末を入れるのは、「白いコンニャクだと売れなかったため」である。
その昔、コンニャクはコンニャク芋の皮ごとすり潰して作っていた。そのため、出来上がったコンニャクは皮の色が混ざって黒っぽい色をしていた。
その後の江戸時代にコンニャク芋の皮を取り除いて粉末を作る製粉技術が開発され、白いコンニャクが売り出された。
しかし、見慣れた黒いコンニャクとは印象が違い過ぎたため、白いコンニャクはコンニャクらしくないと評判が悪く売れなかった。
その一方で、コンニャク芋の皮が入ると風味が悪くなるという欠点があった。そこで、この問題の解決策としてヒジキなどの海藻の粉末を入れてコンニャクを意図的に黒くするという方法がとられるようになった。
このように現在、一般的な食品のコンニャクが黒っぽいのは昔のコンニャクに似せるためである。そして、そのために入れられるヒジキなどの海藻の粉末が黒いツブツブとして確認できるというわけである。

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