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新たなオミクロン株派生型を確認 ・ベトナム渡航歴の3人
👉新たなオミクロン株派生型
国立感染症研究所は8日、8月下旬に日本に入国した3人の検体から、新型コロナウイルスのオミクロン株の新たな派生型を確認したと明らかにした。
3人はそれぞれベトナムへの渡航歴があったが、ベトナムを含む国内外で初めて確認されたという。
新型コロナウイルスはその登場以来、変異を繰り返している。新型コロナウイルスの「変異株」と呼ばれる、遺伝情報を変化させた新バージョンが、出現し続けている。
これまでに、「アルファ」、「デルタ」、「オミクロン」とそれぞれ名前が付けられた変異株が相次ぎ出現し、大規模な感染の波を引き起こしてきた。
多くの専門家が現在心配しているのは、「BA.4」と「BA.5」と呼ばれる。昨年冬の感染拡大の原因となったオミクロン変異株にきわめて近い派生型だ。
世界保健機関(WHO)は今年3月、「BA.4」と「BA.5」を監視対象に追加。欧州では懸念される変異型に指定されている。