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【ゲーム】 「ウマ娘」の韓国サービス開始はいつ?~ギャンブル性や「天皇賞」などで「現地化」の難易度高い
▲日本競馬と競走馬を「萌え化」(擬人化)して話題を多く集めたゲーム<ウマムスメ>。
▲遠慮なく日本競馬を素材にしたゲームなのでどうしても様々な不安要素が多いのも事実だ
日本で上半期最高の話題作とされる<ウマ娘:プリティーダービー>(以下ウマムスメ)が、カカオゲームズを通じて韓国でサービスされることが確定した。我が国でも多くの関心を集める作品だけに、このゲームの今後のサービス日程に関心も高まっている。
<ウマムスメ>は去る2月24日、サービス開始後、ただちに日本グーグルおよびアップルですぐに売り上げ順位1位を記録するほど話題を集めた作品だ。単にオープン初期効果による「瞬間的」人気ではなく、一ヶ月を越えた今も依然として話題になるほど「ロングラン」の兆しを見せており、高い話題性を維持している。
韓国ゲーマーの関心もとても熱い。日本以外の国から接続できないように「地域ロック」をかけたにもかかわらず、現在の韓国ユーザーはVPN等を通して無理やりこのゲームを楽しむ努力をしており、実際にも様々な関連指標を見れば韓国からの接続がとても多いことが分かる。それほど韓国サービスに対する期待は天を突き、多くのユーザーがはやい韓国サービスを希望している。
しかし、現実的に<ウマムスメ>の韓国サービスが短期間で行われるのは難しい見通しだ。何よりカカオゲームズは現在、サイゲームズの他のモバイル ゲーム新作<ワールド フリッパー>のサービスを準備しているからだ。<ワールド フリッパー>は去年10月にカカオゲームズを通したサービス(韓国を含む北米およびヨーロッパ、東南アジア地域のグローバル サービス)が確定し、現在、カカオゲームズはこのゲームを2021年第2四半期中に発売する計画だ。そのため、<ウマムスメ>は早くとも今年下半期に韓国サービス可能という計算がなり立つ。
(中略)
▲カカオゲームズがサイゲームズとサービス契約を締結した<ワールド フリッパー>.
しかし、<ウマムスメ>は様々な意味で「現地化難易度」が高いゲームだ。何より韓国では射倖性産業である「競馬」を扱うゲームの上に、日本の競馬には遠慮なく「天皇賞」大会の様な韓国人の立場では多少敏感な要素も存在する。
そして何よりこのゲームは「日本競馬」をよく知る日本人が共感できる要素が多いので、反対にこれについてあまり知らない大多数の韓国ゲーマーには大衆的に通じるか、依然として疑問符がつく。
そしてとにかく、VPNを通じて現在、日本サーバーで楽しむマニア層が多い点は日本サーバーの情報が韓国ゲーマーにも多く伝えられることを意味する。したがってサービスを通して「日本サーバーとのサービス品質比較」「コンテンツの差/快適性の差」等に関する議論が絶えず起きる可能性も高い。
この様な様々な難関を全部突き抜けて良いサービスをリリースすれば、カカオゲームズは「ゲームの神」第二シーズンを得ることができるだろうが、実際の可能性は蓋を開けてみるまで分からない。
カカオゲームズは9日午前、<ウマムスメ>の韓国公開を正式に発表したが、ゲームの詳細なサービス計画は明らかにしなかった。詳しい情報は準備ができ次第、今後公開すると発表されている。果たして<ウマムスメ>が韓国でどんな成果を上げられるか注目される。
▲<ウマムスメ:プリティーダービー>国内パブリッシング契約式。カカオゲームズ、チョ季鉉(チョ・ゲヒョン)代表取締役(左側)とサイゲームズ小布施祐佳(オブセ・ユカ)アジア事業統括(右側)
THIS IS GAME(韓国語)
https://www.thisisgame.com/webzine/news/nboard/263/?n=122101