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『藤本万梨乃』フジテレビアナウンサーたちの素顔と本音
東京大学卒パーフェクト才女がフジテレビアナウンサーを志したワケ?
♦自分の選択肢を増やしたかった
――まず、東京大学で学ぶようになったきっかけを教えていただけますか?
私は福岡の小中高一貫の女子校出身で、居心地が良かった反面、自分の世界が狭いような気がしていたんです。
もっと世界を広げて、人生の選択肢を増やしたいと考えたときに、それが叶うのは東京大学ではないかと思いました。
――確かに、東大卒となると就ける職業の選択肢は広がりますね。
でも、大学に入ったときは、将来の職業なんてぜんぜん考えていなかったですよ(笑)。
東大では、入学したら2年間はみんな同じように学ぶのですが、とにかく勉強が大変! 私は数学が好きだったのですが、それまでやっていたのは問題を解く数学。
ところが大学では、もっと根本的なことを学ぶんですね。そこで「あれ? 私が好きだった数学と何か違う?」と思い始めたんです。
そうか、私はパズル的に問題を解くのが好きだったのだと気づき、3年で学部を決めるときいろいろ考えて、医学部の健康総合科学科に進みました。――どういったことを学ぶ学科なんですか?
私は人と社会に興味があって、それを健康という側面から学ぶ学科なんです。そんなふうにやっと学部を決め、さあこれから勉強するぞ! と張りきっていたら、なんともう就活を考えなくてはならない時期になっていて、びっくりしました。ついこの間大学に入ったばっかりなのに、もう人生を決めなくちゃならないの!? と。
――選択肢のひとつにアナウンサーという職業が登場したのはいつですか?
大学に入ってから、何度かテレビに出演させていただく機会があって、そのときに女性アナウンサーの方々がとても輝いて見えたんです。
中でも佐々木恭子アナンサーが本当にカッコ良くて、私もやってみたい…でも無理だよね…でもでもやってみたい…と日々葛藤。母に相談したら「受けないで後悔するくらいなら、受けて、潔く落ちて、それから考えなさい」と背中を押してくれて。
――テレビ局のなかでもフジテレビを選んだのは?
佐々木恭子アナウンサーを始め、笑顔が素敵で明るい方が多いイメージがありましたし、実際にインターンシップで来てみたら会社の雰囲気が、明るく楽しく、自由。
ますます、ここで働きたい! と感じました。それと…私は高校生の頃からフジテレビのバラエティ番組が大好きで(笑)。
東大のオープンキャンパスの帰りに『お台場夢大陸』に来てグッズを買い占めていました。
――番組名を教えていただいてもいいですか?
『ピカルの定理』です! そのときに買ったグッズは、まだ福岡の実家で大切に保管していますよ。