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終盤にショータイム ロジャー・クレメンス氏の四男が大谷翔平から見逃しでメジャー初奪三振
<エンゼルス10-0タイガース>◇5日(日本時間6日)◇エンゼルスタジアム
終盤でショータイムが待っていた。9点差の展開で8回、タイガースはコディ・クレメンス内野手(26)を投手で起用した。1死一塁から対戦したエンゼルス大谷翔平投手(28)はスローボールに苦戦。遅すぎてタイミングが合わず、引っ張った打球でファウルが続いた。追い込まれると、最後は68・4マイル(約110キロ)のボールに見逃し三振。「素晴らしいボールでした。フフ」と笑い、「長打か三振か、ぐらい思い切りいきましたけど」と振り返った。
メジャー6度目の登板で初三振をマークしたクレメンス。通算354勝、歴代3位の通算4672三振を誇るロジャー・クレメンス氏の四男で、三振を意味する「K」が名前の頭文字だ。投手ではないが、くしくも初「K」を大谷から奪い、渾身(こんしん)のガッツポーズを見せた。
クレメンスは試合後、「2ストライクになって、『オーマイガー。これは(三振が)あるかもしれないぞ』と。そしたら、ラッキーなことに三振がとれた。僕からの三振で、驚いたんじゃないかな」と笑った。ロッカーに保存していた記念球については「選手の何人かは『これを(大谷に)持って行って、サインをしてもらったら』と。そうなれば最高だね」と話し、うれしそうだった。【斎藤庸裕】
◆コディ・クレメンス 1996年5月15日、テキサス州生まれ。メモリアル高では15年ドラフト35巡目でタイガース指名もテキサス大へ進学。18年ドラフト3巡目でタ軍入り。今年5月に初昇格。打者では100打数14安打3本塁打12打点、打率1割4分。6試合に登板し防御率4・50。185センチ、90キロ。右投げ左打ち。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7233fd0abd19264fc4aabc8442718b34d3086739
エンゼルス対タイガース 8回裏エンゼルス1死一塁、クレメンスから見逃しの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)
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